2009年9月13日日曜日

iMacもSnow Leopardにしてみた



MacBook Airに引き続き、iMacのほうもようやくSnow Leopardに乗り換えてみました。


■ユーティリティとか動くの?
USB Overdrive
動きました!一番気がかりだったので嬉しいです!
Shades
こちらも動作しました。Snow Leopardで多少マシになった輝度設定ですが、まだまだ明るすぎるので重宝しています。
ただし、画面右上のアイコンをクリックして表示されるスライダーが動きません。輝度設定を変更したいときは、システム環境設定のパネルからShadesを直接起動して変更する必要があります。まぁ、その程度なら全然OK!
MenuMeters
やっぱりダメでした。残念ですが忘れようと思います><


■その他、iMacの気になるところ直った?
画面の輝度が明るすぎる
多少マシになってます。一番最低まで下げれば、以前よりはまぶしくない(気がします、単にコントラストの設定が2.2になったせい?)。でもまだまぶしいです、引き続きバグチケットをAppleに投げてきます。
マウス
相変わらず加速度がオフに出来ない糞仕様です。反応速度自体はマシになっていますが・・・しかも困ったことに初代Macintoshからこうらしいです、伝統だとか。改善されることはなさそうです>< USB Overdrive様々。
ExposeとSpacesのマウス操作仕様
困ったことにSpacesのマウス操作が微妙に変わっています。Spacesをボタンで起動した後、開きたいSpaceを「左クリック」しない限りSpaceが切り替わらない仕様になってしまいました。いままでは「Spacesの起動ボタン」でもSpaceが切り替わっていたのですが。Exposeは従来通りなので差異が発生してます。地味に困るのでこれもバグチケット投げないと。

2009年9月8日火曜日

Mac OS X 10.6 Snow Leopardのeasy_installでPILをビルドするときに気をつけることなど

Snow LeopardにPIL(Python Imaging Library)をインストールしようとして見事にハマりましたので、後学のために事の顛末を記しておきます。


■まず最初に、調べて分かった結論
  • Snow LeopardでPythonを使うときは、デフォルトで付属しているPython 2.6.1を使用すること。
  • Snow LeopardにはPython 2.5.4も付属しているが、こちらは使用するべきではない。
  • Snow LeopardのPython 2.5.4のdistutilには不具合?があり、UnixCCompilerクラスがC言語のモジュールを64bitでビルドしてくれないため、Snow Leopardでは動作しなくなる
  • したがって、C言語のモジュールを使用しているPILはSnow LeopardのPython 2.5.4を使うとビルド出来ない
  • どうしても2.5.4を使いたいときには、環境変数にARCHFLAGS "-arch x86_64"を追加してからPILをビルドするとうまくいくかもしれない(未確認)
  • MacPortやMacPythonからのインストールは実験していないため未確認

※ あくまで2009年9月8日現在での断片的な情報です。皆様がごらんになっている時点では既にMacPort上のPythonやMacPythonも対応を完了しているかもしれませんので、参考程度にご覧ください。でもSnow Leopard上のPython 2.5.4はほんとお勧めしません。


■ことのはじまり
Leopardのころはきちんと動いていたGoogle App Engine SDKが、Snow Leopardにアップグレードしたとたん突然PILモジュールがないと警告を出すようになってしまいました。確認してみると/Library/Python/Python2.5/site-packages/以下に確かにインストールされているのですが、何度試しても警告が消えません。Pythonのバージョンも以前から使っているPython 2.5のままです。これは何かがおかしい、再インストールした方がいいだろうと判断し、http://www.pythonware.com/products/pil/から1.1.6のソースコードを落としてきていざビルド。
sudo python setup.py install
python selftest.py
・・・が、動きません。なにやらImagingMathが見つからないだのなんだのとエラーが出てしまいます。これだけではよく分からないので、直接PILのモジュールをPythonからimportしてみることにしました。
akisute PIL$ python2.5
Python 2.5.4 (r254:67916, Jul 7 2009, 23:51:24)
[GCC 4.2.1 (Apple Inc. build 5646)] on darwin
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>> import Imaging
>>> # 問題なくインポートできました
>>> import _imaging
Traceback (most recent call last):
File "", line 1, in
ImportError: dlopen(./_imaging.so, 2): Symbol not found: _jpeg_resync_to_restart
Referenced from: /Library/Python/2.5/site-packages/PIL/_imaging.so
Expected in: flat namespace
in /Library/Python/2.5/site-packages/PIL/_imaging.so
>>>
ふむふむ、どうやらこの_imaging.soというのがなにやら悪さをしているようです。@tokibito先生にお尋ねしたところ、このsoファイルというのはC言語のソースをコンパイルしたライブラリで、Pythonから動的にインポートできるようにpython.hというヘッダをインクルードしてつくられているらしいということが分かりました。なるほど、それでPythonから直接C言語で書かれてビルドされたライブラリをimportできるんですね。凄いなPython。

となると怪しいのはPILのビルド工程。先ほどのエラーを見ると_jpeg_resync_to_restartというシンボルが見つからないと表示されていたため、インストールに使ったlibjpeg(MacPortよりインストール)に何か問題があったのではないかと推測したのですが、特に問題は見つからず。

次にPILのビルドログを調査。細かいwarningが出まくるのはいつものことなので無視して調べてみますが、一見何もエラーは出ていません。するとあることに気づきました。
gcc-4.2 -Wl,-F. -bundle -undefined dynamic_lookup -arch i386 -arch ppc build/temp.macosx-10.6-i386-2.5/_imaging.o build/
temp.macosx-10.6-i386-2.5/decode.o build/temp.macosx-10.6-i386-2.5/encode.o build/temp.macosx-10.6-i386-2.5/map.o build/
----
中略
----
-L/o
pt/local/lib -L/System/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.5/lib -L/usr/lib -ljpeg -lz -o build/lib.macosx-10
.6-i386-2.5/_imaging.so
うん、なるほど、原因が分かりました。-arch i386と -arch ppcでしかビルドされていないのがまずそうですね。Snow Leopardは64bitですから、-arch x86_64を追加してビルドしなければならないはずです。

ためしにPython 2.6.1でこの_imaging.soを読み込もうとしてみた結果がこちら。
akisute PIL$ python
Python 2.6.1 (r261:67515, Jul 7 2009, 23:51:51)
[GCC 4.2.1 (Apple Inc. build 5646)] on darwin
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>> import _imaging
Traceback (most recent call last):
File "", line 1, in
ImportError: ./_imaging.so: no appropriate 64-bit architecture (see "man python" for running in 32-bit mode)
>>>
ビンゴ!間違いなさそうです!あとは、どうすれば64bitでビルド出来るかを調べるだけです。


■distutilとの戦い
とは言ってみたものの、そもそも一体全体どういうカラクリでpython setup.py installコマンドがgccビルドを実行しているのかが分かりません。まずはsetup.pyのソースを読んでみることにしました。するとdistutils.command.build_extなるモジュールをimportして使っていることが判明。怪しい。Python2.5のシステムライブラリをあさってみると、ありましたありました。


さっそくコードを読んでみると・・・
475         objects = self.compiler.compile(sources,
476 output_dir=self.build_temp,
477 macros=macros,
478 include_dirs=ext.include_dirs,
479 debug=self.debug,
480 extra_postargs=extra_args,
481 depends=ext.depends)
おおっといきなり発見、self.compiler.compileとか怪しさ抜群です。こいつはどこからやってきたのかとソースをたどると、なにやらunixccompiler.pyというモジュールを発見。いかにも私がコンパイラだと言わんばかり。犯人はこいつに違いない。さっそくコードを開いて-archとかで検索をかけてみましたが、i386とかppcとか直接指定している箇所は見あたりませんでした。その代わり別の収穫を発見。
def _darwin_compiler_fixup(compiler_so, cc_args):
"""
This function will strip '-isysroot PATH' and '-arch ARCH' from the
compile flags if the user has specified one them in extra_compile_flags.

This is needed because '-arch ARCH' adds another architecture to the
build, without a way to remove an architecture. Furthermore GCC will
barf if multiple '-isysroot' arguments are present.
"""
----
中略
----
if stripArch or 'ARCHFLAGS' in os.environ:
while 1:
try:
index = compiler_so.index('-arch')
# Strip this argument and the next one:
del compiler_so[index:index+2]
except ValueError:
break

if 'ARCHFLAGS' in os.environ and not stripArch:
# User specified different -arch flags in the environ,
# see also distutils.sysconfig
compiler_so = compiler_so + os.environ['ARCHFLAGS'].split()
----
後略
----
環境変数ARCHFLAGSとかいうのを見てるみたいです。なるほど、じゃこいつに"-arch x86_64"とか追加すればきちんと64bitビルドしてくれるのでしょうか?


■そしてあっけない幕切れ
ここまでなんとか一人で調査していたものの、たまりかねた隣の席の皆さんからアドバイス。

「Python 2.6じゃないのがまずいんじゃね?」

え、何、そういうこと?まぁ念のために試してみるか、ということでPythonを2.6に切り替えて再度PILをビルド。

あ、-arch x86_64がビルドオプションについてる。

あ、python selftest.py一発で通った。

あ、Google App Engine SDKがPILの警告吐かなくなった。

終了。

なにそれ。俺の苦労、何よ。


■あれ?
・・・おかしいな、今日作るはずだったGoogle App Engineのアプリ、まだ10行ぐらいしか書いてないよ><

2009年9月3日木曜日

.tmux.confをいじってtmuxのエスケープキー(prefix)を変える

~/.tmux.confというのがtmuxの設定ファイル、screenにおける~/.screenrcのようです。
制御キー(screenでいうescapeに相当)を設定するには、
set-option -g prefix C-t
unbind-key C-b
bind-key C-t send-prefix
こんな感じで書きます。C-を付ければControlキーが修飾キーになるようです。
.screenrcのときは
escape ^Tt
みたいに書けばOK。

参考にしたページはこちら:
http://ktjx.blogspot.com/2009/08/tmux.html


■トラブルシューティング
間違ってこんな設定を.tmux.confに書き込んでしまうと、
set-option -g prefix t
Tキーがprefixになってしまうためターミナルからexitquitを入力させることが出来なくなりtmuxを終了させられなくなります。Control-Cも試してみましたが無視されてしまいました・・・仕方ないので強制的にMacのTerminal.appを落として解決したのですが、問題がその後。tmuxにはセッションを保持する機能があるので、強制的にTerminalを殺してもtmuxのプロセスはまだ生き残っています。再度Terminalからtmuxを起動すると、tmuxがこの生き残っているセッションを復活させてしまうため、設定ファイルを正しく書き換えても反映されなくなってしまい泥沼に突入します。

ということで、tmuxプロセスを先にkillしてから再度tmuxを起動すれば無事に設定が反映されます。こんな恥ずかしいミスをしでかすのは私ぐらいかと思いますが、何かの拍子にお役に立てば幸いです。