ちょっとした宣伝ポストになりますが、私が日本語翻訳を手がけてます iPhone の RSS リーダーアプリ
Byline のバージョン3が近日リリースされます。すでにリリース候補ビルドが完成しており、特に何の問題もなければ来週月曜日 (5/10) にリリースされる予定です。既存の Byline 2 ユーザーの方はそのまま無料でアップデートすることが出来ます。
バージョン2にくらべて高速で動作し、文字エンコードの取り扱い方法を変更したため以前よりクラッシュしない・・・はずです。少なくとも最新バージョンになってからは私のクライアントでは一度もクラッシュしておらず、安定性は上がっていると思います。
Byline 2 からの変更点とか新機能とかを以下にまとめてみました。
■Google Reader との同期速度向上Google Reader と同期する際のスピードがさらに高速化しました。特にすべてのフィードのインデックスを生成する速度が劇的に改善されています。具体的にどれぐらい早くなったのか、私の iPhone 3GS 上で実際に測定してみました。
Byline 3
Byline 2
使用したバージョン | アイテム件数 | 同期にかかった時間 | アイテム/秒 |
---|
Byline 2.5.6 | 511件 | 340.43秒 | 1.50 |
Byline 3.0f1 | 275件 | 135.99秒 | 2.02 |
ごらんのように、およそ3割程度速度が向上していることがわかります。アイテム一件一件のキャッシュ速度はそれほど変わりませんが、最初のインデックス取得が劇的に高速化している分だけ全体にかかる時間が短縮されているようです。
■アイテムのキャッシュ機能強化目玉であるWebページのキャッシュ機能も強化されています。今回のバージョンから、
途中で省略されているアイテムのみをキャッシュする ことが可能になりました。途中で省略されているアイテムというのは、たとえば
このような ニュース本文全体を乗せない RSS フィードの記事のことです。 Byline はこのような省略されている記事のみを判定して自動的にキャッシュしてくれます。
■インターフェース変更はい、 Byline のバージョンアップといえば毎度おなじみのUI変更とアイコンの変更です>< 2までの操作に慣れた方(自分含む)には申し訳ありませんが、また慣れてください・・・その代わり前のインターフェースより優れているところも結構あります。
メイン画面はこんな感じです。フォルダの中の個別のフィードごとに記事を読めるようになりました。
記事一覧。リストの一番下にあった「すべて既読にする」がなくなり、その代わり右上に「編集」ボタンがついてそちらから一度に既読に出来るようになっています。
記事詳細も変わっています。画面左下にあったキャッシュを見るボタンが右上に移動しました。
こんな具合に記事詳細を左右にスワイプすることでつぎつぎと記事をめくっていくことが出来ます。
■Twitter / Instapaper / Read it Later との連携最近の RSS リーダーではおなじみの外部連携が強化されています。 Twitter / Instapaper / Read it Later と連携することが出来ます。写真は Twitter への投稿画面。結構良くできています。リンクが長すぎる場合には自動的に短くしてくれたりします。
■まとめ最近は Byline よりも多機能でより多くの外部サービスと連携できる RSS リーダーが登場してきていますが、今回のアップデートで外部連携が強化されたり個別のフィードを読めるようになったりと、それらの最新アプリと対抗できるだけの機能がついてきたかなと思います。目玉の Web ページキャッシュ機能もさらに強化されています。あとは安定動作してくれればまず負けないと思うのですが・・・こればっかりはリリースして皆さんに使っていただかないとわかりません >< とはいえ私の環境では500件以上のフィードを一度に読み込んでも安定しており、前バージョンよりさらに高速化しています。ご期待ください!