2008年11月30日日曜日

DEMOsa Vol.5に参加してきました

DEMOsaについてはこちら
http://www.mosa.gr.jp/?p=2168

デザイナー系の人が自分のやった新しくて面白いことをライトニングトークみたいに発表する会でした。
スケジュールを見てもわかる通り、iPhoneネタが非常に多かったです。

最初の半分を遅刻して見逃してしまいましたが、以下感想を箇条書き。

■ポメラ
  • ノートPCが持ち込めない場所(会社とか会社とか会社)では大活躍できそうだ。言われてやっとその価値に気づいた。
  • でもポメラからPCにデータが移せない(USBメモリは全面禁止が当たり前なので)ので、結局意味がない気がしてきた。
  • 実際に触らせていただいたが、小さい。初代DSにそっくり。キーボードはいまいち。EeePCのどうしようもないキーボードに比べれば遥かによいが、MacBook Airのキーボードに慣れてしまうとやはりMacBook Airに軍配が上がる。

■Cookie
  • 絵文字だけでコミュニケーションする子供向けSNSのようなもの。
  • 実装はともかくとして、絵文字だけでコミュニケーションという発想は最高。これでイスラエル人ともヘブライ語を覚えずしてコミュニケーションできる訳だ。絶対にこれはiPhoneで実現するべき。

■iKotoの中の人
  • 日本文化に関するアプリばっかり作る理由は、文化を創るか。かっこいい。
  • 漫画とアニメ以外の文化は創らないと伝わらない。

■Afrous
  • ブラウザだけでマッシュアップが作れるというアプリ。らしい。
  • RSSもAPIもないただのWebページのDOMを解析してデータを抜き出して、youtubeやamazonと連携させていた。凄い!
  • たとえば日経新聞のトップページを切り出して強制的にRSS化することもできそうだ。

■RainbowNoteの中の人
  • 1万アプリものアプリケーションがあふれ変えるiTunes Storeの壁は高い、キーになるのはプロモーション
  • Moopf's App Store Review Scrapper itunesレビュー評価を見る
  • Mybefia 競合アプリとの人気の差を見る
  • Mobclix 国別の評価を見る

■BiND
  • 10分でWebページを作成していた。Webページをブロック単位に分割して、ブロックを追加したり編集したり。
  • 本当なら6時間かかる作業を10分でやったんだって!本当かどうかは信じがたいが、確かにページの編集速度は速かったしCSSをいっさい触ってなかった。
  • ロゴ画像の編集は本当に便利そうだった。

■MemoryTreeの中の人(宮田さん)
  • 空間にPostitみたいに画像を貼付ける!セカイカメラみたいだなぁ。もっともセカイカメラと違ってこちらは本当に実現されている(できることが限られているけど)。
  • iPhoneを振ってメモリーを投げ、メモリーを受け取るというアイディアがすばらしい!後から懇親会でお聞きしたところ一人の天才プログラマーとセットで1週間不眠不休でやって作ったそうな。
  • Motion Comics Playerなんて動画を電子書籍としてリリースしているけどほとんど売れてないらしい。それでもそこそこのApp Storeで上位だから電子書籍はよほど売れていないんだろうとのこと。
  • 以下、後から懇親会でお話ししたときのこと・・・
  • 貫禄がある人だった。ちょっと怖い。でもいい人。
  • 1万アプリのうちほとんどは有象無象、いいものを作ってプロモーションをきちんとやればいくらでも上位に入れるよ、とのこと。
  • ケータイなんかに比べてiPhoneを購入する層の嗜好は偏っているとのこと。いわゆる新しいものとかっこいいものが好きな人たち。
  • 実はこの宮田さん、世界で一番最初に着メロを作って大もうけした人なんだとか。なんてこった・・・
  • で、あまりにも着メロが大成功だったのでモバイルからは遠ざかっていたが、iPhoneでモバイルに復帰したそうな。それほどの可能性か!iPhone
■Niconの新製品は化け物か
  • http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/2008/1007_up_01.htm
  • 第一印象:どう見てもスカウターです
  • 第二印象:やりやがったNicon、やりやがった
  • 実際に体験しましたが、ヘッドフォン部分のフィット具合は凄くいいです。画質も凄い、目の前に画像イメージがわいてくる感じです。サイズは640*480らしいですが実際はもっと小さく見えます。
  • ディスプレイ位置の調整がかなり大変です。あと振動にも弱いです(大きくぶれて見えなくなるので、歩きながらはつらいと思います)。
  • しかしこれにGPSとアプリケーション作成プラットフォームをつけてiPhoneみたいにしたら面白そう
  • そうしたら私は絶対にライトセイバーアプリならぬスカウターアプリを作る。「戦闘力、たったの5か・・・ゴミめ・・・」

■ノルウェーの留学生の方とお話
  • 外人さんは未だにちょっと苦手かも
  • 彼曰く、留学している日本人とそうでない日本人は話す内容が全然違うらしい
  • 留学していない日本人は、日本の否定的なところを言われたときに鵜呑みにしてしまうが、留学している日本人は嫌な顔をする(そうではないという)らしい。う・・・

CS193P Cocoa Programming - 7日目 UINavigationViewControllerを使う

  • UIViewControllerのawakeFromNibは動作しないときがある。UIViewControllerの初期化には 必ずviewDidLoadを使うこと
  • UINavigationViewControllerはxibファイルに含めずに、ソースコード中で初期化したり管理する方がうまくいく
  • UINavigationViewControllerの上に表示されるバーを編集したいとき(ボタンを追加したりするとき)は、UINavigationViewControllerにpushされるUIViewControllerのnavigationItemプロパティを編集する。Interface Builderから操作できるかどうかはわからない
  • UIAlertViewがポップアップ表示、UIActionSheetが下からにょきっと出てくるボタンのリストを表示
  • ボタンにソースコード中からアクションを追加することが可能(UIButton, UIBarButtonなどのドキュメントを参照のこと)


さて、ナビゲーションがついてようやくiPhoneアプリらしくなってきました。
画面はナビゲーション時にUIViewControllerのインスタンスがどのように管理されているかをログに吐いてみたところです。viewDidDisappearの後にdeallocが毎回流されているのがわかります。
要するに、一つのviewを毎回毎回alloc->initしないでインスタンスを再利用してやろうと思うときはUINavigtionViewControllerにpushするだけではなくて、どこか別のところでUIViewControllerのインスタンスを保持しておく必要があるようです。2tchの作者さん曰くalloc->initは相当重い動作らしいので、できるかぎり使い回しができるようにしたいです。



ポップアップも出るようになりました。


※いい加減開発ペースと学習ペースをあげようと思っているので、しばらくの間はブログの更新がこんな感じで適当になりそうです。

2008年11月26日水曜日

CS193P Cocoa Programming - 6日目おまけ、多角形をくるくる回せるようにしてみた

  • CS193P(http://www.stanford.edu/class/cs193p/cgi-bin/index.php)のチュートリアルで作っているHelloPolyプロジェクトを自分なりにアレンジしてみた
  • 自分なりにアレンジしてみた=ニコニコ動画だと駄作フラグ
  • UIViewはhiddenプロパティをYESにした瞬間に消えてしまうので、アニメーションでフェードアウトさせたいときは、まずアニメーションだけ実行>アニメーション終了時のデリゲータ(- (void)animationDidStop:(CAAnimation *)theAnimation finished:(BOOL)flag)で実際にUIViewをhiddenにする
  • タッチ動作を取得するには、UIView(正確にはUIResponder)のtouchBeganメソッドやtouchMovedメソッドをオーバーライドする
  • デフォルトではマルチタッチ不可能(最初の1タッチのみ感知する)、マルチタッチしたければ設定を変えること
  • UITouch.tapCountでタップした数を取得できる。これを使ってダブルタップを検出できるが、連打すると3とか4とか2より大きい数が取得されてしまうので注意
  • CGPointはクラスではなくて構造体、頭にCGがつくCore Graphics系はすべて純粋C言語であるところに注意!
  • CGPointなどを作成するときはCGPointMake()関数を使う
  • CGPointやCGRectなどをObjective-Cのクラスとして扱いたいときはNSValueクラスを使う、たとえば[NSValue valueWithCGPoint:(CGPoint)point]など
  • CGRectGetMidX()関数とか地味に超便利
  • C言語の変数の有効範囲について:http://www.cis1.c.dendai.ac.jp/c_master/C_14.htm
    CGPointMake()で作ったCGPointなどは自動変数なので、別のメソッドに渡すときはポインタ渡しではなくてそのまま値で渡す

ただ単にカリキュラムにそって進めていくだけでは面白くないので、この辺りでちょっとチャレンジングなことをしてみることにしました


まずは新しくサブビューを追加。


ON OFFスイッチでビューを出したり消したり。出したり消したりするときはアニメーションします。


UISliderを使って、線の太さを変えてみましたよ。
UISliderのvalueプロパティはdouble型なので注意です。ずっとNSString型だと思ってました。
それから、タップした向きに多角形を回転できるようにしました。赤線は中心からタップした点への線分です。
タップしてドラッグするとスムー(?)ズに回転しますよ。


破線への切り替えもできるようにしました。
UISegmentedControlを使っています。このUISegmentedControl、取得できる値が選択されているセグメントのインデックス番号(selectedSegmentIndex)だけなのでちょっと厄介です。HTMLのラジオボタンみたいに好きな値をセグメントごとに持たせられればいいのに。


今回作成したアプリのプロジェクトファイルを公開してみました。
面白いことをやっている点は何一つないのですが、まぁ一応。
http://sites.google.com/site/akisutesama/files/HelloPoly-06b.zip?attredirects=0

今後はgithubとかで公開できるようにします。