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2010年6月20日日曜日

iPad を紙の代わりにするのに最適なアプリとスタイラスを探してみた



iPad を購入された皆さんが苦労されているのが「iPad の使い方を探す」事だと思います。私の場合は iPad を購入したら紙のシステム手帳を鞄から取り除いてしまいたいと考えていました。そのためには、カレンダーや連絡先はともかく、手書き機能が必要です。そこで購入直後からいろいろなアプリとスタイラスを買って(場合によっては作って)試行錯誤し、ようやくある程度の結論が出せたのでご紹介してみようと思います。

2011/05/29追記 - 記事全体の構造を再編成して、より分かりやすく、現状に即した形に書き換えました。私がこの記事を書き始めたころと比べ、スタイラスの性能もアプリの性能も飛躍的に向上し、どれを選んでもほぼ間違いないレベルにまで進化いたしましたので、そろそろまとめにして最終更新にするつもりです。
2011/02/01追記 - パワーサポート スマートペンを追記。
2010/10/10追記 - oStylusのレビューへのリンクを張りました。


実際に手持ちのスタイラスで書き比べてみた記事がこちら: http://akisute.com/2011/05/iphone-ipad-2.html
Bamboo Stylusのレビューはこちら: http://akisute.com/2011/05/ipad-bamboo-stylus.html
oStylusのレビューはこちら: http://akisute.com/2010/10/ipad-ostylus.html


■まず最初に結論

機能性、入手容易性、使い勝手、値段などを考慮した結果、2011/05/29現在私がオススメするアプリとスタイラスは以下のものです。それでは個別に見ていきます。


■アプリ編

手書きアプリには大きく分けて以下の三種類があると思っています。
  1. ノート型手書きアプリ
    • 紙のノートの代わりに使うための手書きアプリです。実際のノートのように背景に罫線が入っていたりする場合もあります。
    • 機能が絞られており、特にペン先は一種類しかない場合が多いですが、その代わり実際にペンで書いているかのような美しい線が書けます。
    • 拡大縮小は限定的にしかできません。
    • 見た目に非常にこだわっているアプリが多いです。
  2. お絵かき型手書きアプリ
    • キャンバス全体のスクロールや拡大縮小ができる手書きアプリです。どちらかというと、紙のキャンバスやホワイトボードを置き換えるアプリです。
    • 図形や絵を書くのに適しています。
    • 絵を描くのに必要な機能が多いです。たとえば色が多いとか、フィルタがついているとか、レイヤが使えるとか、ブラシの種類が多いとか。
  3. その他、独創的なもの
    • 全く新しい使い方を提案するアプリです。
    • 7notesのように手書き自動認識をしたり、Instavizのようにグラフを自動で作ってくれたりするものがあります。
ここでは私自身が紙のノートとホワイトボードの代わりを欲しているということで、キーボードでタイプする機能を持っているアプリについては除外しており、純粋に手書き機能のみで、かつ私が実際に試してみたことのある 1. と 2. の一部についてのみご紹介いたします。あらかじめご了承ください。

neu.Notes - お絵かき型

  • 良い点は、なんといっても無料で、ホワイトボードの代わりをするのに必要な機能は全てある。書き味も悪くない。
  • 悪い点は、デザインがイマイチ、ノートのページが増えてくるとだんだん重くなってきて書き味が劣ってくる。
これだけ使えるアプリが無料というのが何か間違ってる気がしますが、それぐらい素晴らしいです。とりあえず入れておいて損はありません。

Adobe Ideas - お絵かき型

  • 良い点は、neu.Notesよりも綺麗な書き味と使っていてしっくりくる美しいインターフェース。レイヤーも使える。
  • 悪い点は、高い(特に日本のストアでは)、ノートの整理が全く出来ないため数が増えてくると真っ先に破綻する、外部連携が弱い。
高いのが問題ですが、使っていてneu.Notesとどちらがイライラしないかと問われると、やはりこのAdobe Ideasですね。

Penultimate - ノート型

  • 良い点は、シンプルで必要最小限の機能だけを含んでいるところ。優れた書き味、比較的安い値段。
  • 悪い点は、シンプルすぎて出来ることが少ない、(ズームが一切出来ないのが致命的)、ノートの整理がイマイチ、ここ最近のアップデートの内容がイマイチで良い方向にアプリが改善される気配がない、外部連携が弱い。
昔はノートと言えばPenultimateというぐらい良かったんですが、最近は後述するNoteshelfやNoteTaker HDが見事なぐらい成長してしまったため、もはや過去の遺物という印象です。安いぐらいしかメリットがないです。

Noteshelf - ノート型

  • 良い点は、美しいUI、必要な機能は全てある上でよけいな物がないシンプルさ、ズームが出来て紙のノートと同じように細かく書ける、Penultimateと同等レベルの優れた書き味、そして何より外部連携が神。Dropboxは当然として、Evernoteにも連携可能。書いたノートをPDF形式で選択したページだけEvernoteにアップロードなどと言うことが余裕で出来る。あとはEvernoteにOCRしてもらってあとから検索する・・・
  • 悪い点は、 正直見当たらない。 いや本当に。自分のやりたいことが今のところ全部出来ているし、非常に安定していて1ノートに画像込みで40ページ以上追加しても性能劣化やクラッシュが発生しない。紙のノートみたいに200ページぐらいのノートを作っても大丈夫そうな勢いがある。
あの孫正義が絶賛!とか紹介に書いてあって超うさんくせぇと思っていたのですが、すみません、私が間違っておりました。本当にこのアプリは素晴らしいです。紙のノートを一冊買うぐらいなら、今すぐこちらを買ってください。

ここでご紹介した以外にも、たとえば むげんメモ ですとか Note Taker HD といったアプリが面白いと思いますが、実際に使っていないので評価は控えさせていただきます><


■スタイラス編

2011/05/29編集 - 近況に合わせて完全に書き直し。

スタイラスについては、時代別に見ていきます。

原始時代(2008年~iPad発売前後)

この時代に存在したiPhone用スタイラスと言えば、ほぼ全てが先端が黒い平らなゴム状になっているスタイラスです。例を挙げればこのような商品です。
http://www.ray-out.co.jp/products/t1pen1/

残念ながら魚肉ソーセージの方がマシなので、何を間違っても絶対に買わないでください。これらの原始時代スタイラスは、導電性の低い素材で出来た平らな先端を、無理矢理押しつけてタップすることしか考えられていないため、手書きは不可能です。

さすがに最近は第二世代が登場してきたおかげで、ほぼ市場から駆逐されたようです。

第一世代(iPad発売~iPad発売後9ヶ月程度)

とまぁiPadが発売されるまではほとんど暗黒時代だったのですが、iPadが登場してきたあたりから私が第一世代と呼んでいるレベルのスタイラスが登場し始めました。すなわち、
  • 何でもいいからとにかく引きずって手書きできる先端
  • とりあえずまともに使えるレベルの導電性
を持っているスタイラスです。主に先端が導電性スポンジで出来ているスポンジ型と、筆のようになっているブラシ型が主流でした。中には変わり者で先端が金属で出来ている物もあります。これでとりあえず手書きは出来るようになりましたが、第一世代のスタイラスは値段が高く、世間一般にあまり流通していないためAmazonなどで気軽に買えず、その割には第二世代と比べて性能が悪すぎるので、今はもう忘れて結構だと思います。一応列挙すると、
  • Pogo Sketch - 第一世代の中で飛び抜けて優秀だったスタイラス。導電性以外は今でもほぼ完璧
  • oStylus - 金属を使うことで素晴らしい導電性を確保したスタイラス
などがあります。

第二世代(2011年~)

そして2011年になってついに転機が。パワーサポート スマートペン PBJ-9Xシリーズの登場を皮切りに、第二世代と呼ぶにふさわしいスタイラスが次々と登場し始めました。

第二世代の特徴は、
  • 日本のAmazonで3000円以内で余裕で買えるため入手しやすい
  • 触れるだけで反応する、極めて高い導電性と感度
  • 普通のペンと全く同じように引きずって手書きできるスムースなペン先
などを兼ね備えているところで、ようやく誰でもいいスタイラスを簡単に入手できるようになりました。この世代のスタイラスはほぼ全て中空ドーム状の柔らかいシリコンをペン先に採用しているため、一目でわかります。

以下、実際に買って試したことがあるものを挙げてみます。

パワーサポート スマートペン PBJ-9Xシリーズ
  • 良い点は、驚異的な先端感度と、安めの値段。本体が軽いのも魅力。
  • 悪い点は、先端の強度にやや不安があること、柔らかくて太いため正確に書けず、少し引っかかりがあること。
おそらく最初に出てきた第二世代のiPhone/iPad用スタイラスだと思います。今でもまったく見劣りしません。今では他にもっと安い商品もあるようですが、500円程度しか変わりませんし、あまり神経質にならなくても良いかと思います。

Wacom Bamboo Stylus
  • 良い点は、細くてスムーズなペン先、本物のペンのような筆感。
  • 悪い点は、やや重い本体と、多少感度の悪い先端。
詳細なレビューはhttp://akisute.com/2011/05/ipad-bamboo-stylus.htmlをご覧ください。高いだけあって良いです。

プリンストンテクノロジー iPad/iPhone/iPod touch専用タッチペン(ブラック) PIP-TP2B
  • 良い点は、十分な感度と、スマートペンより固くしっかりしていて書きやすいペン先。軽くて疲れない軸。値段も相当安い。ストラップを通すための穴がある。
  • 悪い点は、軸が短い。女性にはちょうどいいかもしれませんが、ただでさえ軸が短めな上にクリップも大きいので、手の大きい人には不向き。
ちょうどパワーサポートのスマートペンとBamboo Stylusの中間のようなペン先です。軽くて感度がよいあたりはBambooより優れており、ペン先が固くてふにゃふにゃしないのがスマートペンより優れていて、さらに安いのがメリット。一方でペン軸が短め(Bamboo Stylusと比べると1cmも短い)という別の問題もあり、他の製品と比べて一長一短ありますが、オススメです。

その他にも最近ではなどがあるようですが、これらの商品は実際に買って試せていないのでここでは評価を控えさせていただきます><

2011年5月29日日曜日

iPad 用スタイラス Bamboo Stylus を試してみた



つい先日いよいよ発売された Bamboo Stylus, 早速買って試してみました。


■Bamboo Stylus とは?

http://wacom.jp/jp/company/news_detail.php?id=355
http://japanese.engadget.com/2011/04/19/bamboo-stylus/

B004XF0FQWWacom iPad/IPad2/iPhone4対応 描画、ポインティングに最適なタッチペン Bamboo Stylus CS-100/K0
ワコム 2011-05-27

by G-Tools

PC向けペンタブレットではおそらく業界最大手の Wacom が、満を持して投入してきた静電誘導式タッチディスプレイ用のスタイラスペンです。ペンタブレットの開発でおそらくこの手のスタイラスペンに関しては相当なノウハウがあるのではないかと思われ、非常に期待が持てます。プレスリリースで、特に以下のような点が既存のスタイラスとは異なると強調されています。
  • 手に持った時の心地よさと書きやすさを両立する重さと重心のバランス。
  • 上質なサテン調のブラックとシルバー色を採用し、高い質感を実現。
  • ペン先は主な他社製品よりも直径が約25%小さく、より自然で直感的な描画が可能。
  • スムーズで快適な書き心地を実現するペン先の実現。(磨耗した際には交換が可能)
  • iPadカバーに留めたり、ポケットに留めたりするなど、携帯や保管にも便利なクリップ。(脱着可能)

■最初に結論

良い点
  • 第二世代のシリコンペン先を採用している他のスタイラスペンと比べ、細くて滑りが良くしっかりとしたペン先。
  • サイズの割に軸がやや太めで、しっかりと握ることができる。
  • 上記の理由により、実物のペンと非常に近い筆書感覚が得られる。
  • クリップが丈夫で脱着可能。取り外してストラップを代わりにつけることもできる。
悪い点
  • 同サイズのスタイラスペンの中では圧倒的に重く、書く際に手が疲れる。
  • 第二世代のシリコンペン先を採用している他のスタイラスペンと比べ、感度がやや悪い。
  • 3000円という、やや高価な値段設定。

■外見、持った感触

まずは外見から。値段設定がやや高めで、かつBambooブランドの名前を冠していることからもわかるとおり、iPad向けスタイラスとしてはハイエンドを狙っている物と思われます。そのためデザインにも力が入っており、表面がiPadやMacのように梨地加工されています。単なる金属の棒という体の パワーサポート スマートペンプリンストンテクノロジー 専用タッチペン に比べ断然高級感があり美しく感じられます。

長さは12cmということで、他社のスタイラスと比べても数ミリ長い程度で標準的だと思います。軸は他社の製品に比べてやや太く、良くコンビニなどで売っているボールペンよりわずかに細い程度になっています。そのため手に持った際の感覚が非常にペンらしいです。また、重さが非常に特徴的で、他のスタイラスと比べて明らかに密度のある重さがあります。体感だと パワーサポート スマートペン より二倍近く重いように感じます。

上部とペン先はねじになっていて、それぞれクリップとペン先が取り外せるようになっており、メンテナンスのことを考えた作りになっているのが心憎いです。消耗品ではなく、長期間使わせる物という印象を受けます。また、取り外した上部のクリップの部分にストラップをつけて持ち歩くことも出来そうです。


長さ比較。左から右に短い物順。pogo sketch, スマートペン, Bamboo Stylus, oStylus


太さ比較。先ほどと同じ順序。pogo sketch, スマートペン, Bamboo Stylus, oStylus


■動作、書き味

買って最初に一筆書いてみた時にすぐ気づいたのが、まず感度が悪いです。ほとんど載せるだけで反応する超感度の パワーサポート スマートペン に対して、ほんの少しだけ力を込めないと反応しません。しかしながらペン先が細くてしっかりしており、iPadの表面を非常になめらかに滑ります。滑りがよいので実際に紙で書いているよりちょっと違う感じがしますが、ペンタブレットに慣れている人にはちょうどいいぐらいだと思います。先端がふにゃふにゃしてやや抵抗がある滑りの パワーサポート スマートペン とは対照的な印象です。

個人的には長時間書いていると疲れます。感度が悪く抵抗が弱いのと重いペンが相まって、腕の力を使うためだと思います。


実際に Noteshelf アプリ上で書いてみました。実際のペン同様、非常になめらかに書けています。


■まとめ

WacomとしてはiPad向けスタイラスのハイエンドモデルとして位置づけているこの商品ですが、実際に使ってみるとむしろ パワーサポート スマートペン と対になるような感じの印象を受けました。すなわち、以下のように棲み分けられます。

Bamboo Stylus をオススメする人
  • ペンに近い持ち味、書き味が欲しい
  • 細くてよく滑るペン先が何より欲しい!
  • 値段は高くても気にしない
パワーサポート スマートペン をオススメする人
  • 軽くて、書いていて疲れないペンが欲しい
  • 感度の良くて、実際のペンみたいに少し抵抗がある滑りのペン先が何より欲しい!
  • 値段は安い方がいい、または初めてスタイラスを試してみるので失敗しても後悔しない値段の方がいい
私自身はどっちを選ぼうか悩んでますが、せっかく買ったし、しばらくはBamboo Stylusを使ってみようかと考えてます。

2012年3月4日日曜日

スタイラスペンの先端を保護する画期的な方法を思いついた


iPadなどのタブレット端末向けにスタイラスペンを持ち歩いていると、先端が破損してしまったり書き味が悪くなってしまったということはありませんか?最近のスタイラスペンの先端は繊細なシリコンゴムでできているものが主流で、持ち運びの最中に強い力がかかったりしてしまうと書き味が悪くなってしまうのです。そこで今回ご紹介したいのが、 Bamboo Stylusにマジックラッションペン No.300のキャップがジャストフィットする ってことなんです。こうやって写真のようにラッションペンのキャップをBamboo Stylusにつけてしまえば、持ち運んでいる最中にペン先が痛むことがありません!

Bamboo Stylusはクリップが取り外せるので、書いている最中はこんなふうに後ろにキャップが付けられます。


これで随分とペン先の劣化に悩まされることがなくなりました。これから発売される高級スタイラスは先端保護のためにキャップを付けて欲しいなぁと思った次第です。



■以下完全に余談: こんなことを思いついた経緯

もともと私は以前からiPad向けのスタイラスマニアで、よさそうな新製品が出るたびに買っては買っては試し、気に入ったものはポケットに入れて常に持ち歩くようにしています。
参考: http://akisute.com/search?q=スタイラス

その中でも特に書き味が素晴らしく、気に入っているのがBamboo StylusとSu-Penです。

B004XF0FQWWacom iPad/IPad2/iPhone4対応 描画、ポインティングに最適なタッチペン Bamboo Stylus CS-100/K0
ワコム 2011-05-27

by G-Tools
B005VCL6AKiPad/iPhone用スタイラスペン Su-Pen P101M-AS
7knowledge

by G-Tools

しかしながらこの2本はどうも先端の耐久性が他の製品にくらべて今ひとつなのか、ポケットに入れて持ち歩いているとどんどんペン先が劣化してしまうのです。まず最初にSu-Penが一月程で書けなくなってしまいました。TwitterでぼやいていたらSu-Penの担当の方に迅速かつ丁寧な対応をいただき、初期不良交換までしていただいたのですが、新しいペン先もやっぱり一月でダメになってしまいました。ものすごく丁寧な対応をしていただいたのになんかすみません>< Bamboo Stylusも三ヶ月ほどでペン先が死んでしまうため、こちらは購入後ペン先を2回も交換しています。これは悲しい。

そんな具合でスタイラスのペン先の劣化に悩まされていたある日、会社に落ちていた鉛筆と鉛筆キャップを見てふと思いついたのです。 そうだキャップを被せれば良いじゃん と。よくよく考えたら市販のペンは全てペン先にキャップが付いているかノック式になっていてペン先が収納できるようになっているんですよね。どうしてスタイラスにペンキャップがないのかと。早速東急ハンズの文房具コーナーにダッシュしてそこら中のペンのキャップを引剥して Bamboo Stylusに付けてみました。その結果たったひとつだけBamboo Stylusにジャストフィットするペンキャップが見つかったのです。それがマジックラッションペン No.300!

B000W9FK5Y寺西化学工業 マジックラッションペン No.300 黒
寺西化学工業

by G-Tools

まさかこんな所で1960年代から続くロングセラー製品と最先端技術が融合するとは!

2010年10月10日日曜日

iPad 用スタイラス oStylus を試してみた



つい最近販売開始した oStylus という全く新しいタイプのスタイラスを購入して二週間ほど使ってみましたので、レビューを書いてみます。

2011/02/01追記 - 新価格など記載


■そもそも oStylus って何?

http://ostylus.com/
http://japanese.engadget.com/2010/07/14/ostylus/

とあるカナダの会社が作った、全金属製の静電誘導式タッチパネル用(早い話が iPad 用)スタイラスです。最大の特徴はこれまでにない全金属製であるということ(なんと先端まで金属です)と、なにより先端のタッチ部分が Oの字 になっていてタッチ面を見ながら描画ができるという点です。2010/10/10現在はまだ早期生産フェーズということで、限定250本のみ販売。1本75ドルでした。限定モデルにはすべて刻印が彫られており、私のスタイラスは058番です。


■最初に結論

良い点は以下の通り
  • 全金属製のためタッチ感度は抜群(ほぼ指と同じ)
  • タッチペンの滑りが非常に良い、滑らせることを前提にした設計
  • ペン先を見ながら書ける唯一のスタイラス
  • スポンジ式のペンに比べてペン先が頑丈で寿命が長い
悪い点は以下の通り
  • 価格が非常に高い(75ドル)
  • 2010/10/10現在まだ量産されていないため簡単には手に入らない
  • 長くて重い、持ち運びには全く向かない
  • ペン先の自由度が1軸しかないため慣れるまで書きづらい、慣れてもちょっとツラい
  • 余りにも滑りが良く、ペンと紙とは違った感覚のため、字が書きづらい
  • 保護用のビニールが貼ってあるが、それでもiPadの表面にダメージが入る可能性がある
それでは個別に見ていきます。


■外見

全金属製で重さは100gちょっとぐらい、太さは一般的な鉛筆と同じぐらい、長さは日本で一般的に出回っているボールペンなどよりちょっと長い感じです。慣れるまで重くて長く感じます。慣れても大きめのため持ち運びには大変不便です。簡単に携帯できる Pogo Sketch と異なり、 iPad と一緒に持って歩くには何らかの工夫が必要になると思います。

先端の針金みたいなところは一件弱そうに見えますが、頑丈に作られている上に素材も丈夫で、そうそう簡単には破損しません。また金属であるためスポンジタイプのスタイラスと違い摩耗がほとんど発生しません。長持ちします。

Oの字部分の裏にはビニールが貼られており、そのおかげで iPad の表面に傷を付けないですみます。また滑りも良いです。野外広告用のビニールだそうで、耐久性も抜群だとか。このビニールは本体とは別に2つ添付されているので、万が一はげてしまっても安心です。

実際に二週間ほど書いてみたところ、目立つようなキズは確かに発生しませんでしたが、表面に貼ってある保護シート(エレコム製)にほんのわずかながら擦り傷のような後が残りました。保護シートをに貼り替えてみたところいまのところそのようなキズは発生しておりません。保護シートの質によってダメージが発生するのかもしれません。保護シート無しで直接本体に触れさせたときのダメージは今のところ不明です。言われなければ気づかないようなレベルですが、それでも気になる方は oStylus の使用を避けた方が無難です。


■動作

動作についてはこちらの公式ビデオを見るのが一番です。


簡単に補足しますと、まず形状が独特であるため、使い慣れるまで非常に苦労します。長くて重いですし、先端は自由度が1軸しかないため Pogo Sketch のペン先に比べてペンと同じように書きづらいです。しかしながらひとたび慣れてしまうと、このスタイラスのメリットがどんどん生きてきます。金属製だけあってタッチ感度は群を抜いてダントツですし、ペン先のすべりも表面のビニールのおかげか非常に良く、まるで抵抗を感じません。スルスル書けます。ペン先が見えるためズームしなくても細かい入り組んだ線が簡単に書けます。デザイナーさんが絵を描くときに使えそうです。


■まとめ

これまで様々な種類のスタイラスを試しましたが、全く新しく他に例がない独特なスタイラスだと思います。書き味も独特です。個人的には手書きで文字を書いたりするときには Pogo Sketch のほうが実際のペンに近い感覚なので好きなのですが、細かい線を引いたりデザインをしたりする人にはこちらの方が大きくて安定し接地面を見ながら描くことができるのでお勧めです。

2010/10/10現在はまだ価格も高く簡単には手に入らないのですが、今後量産が進むかどうか楽しみなアイテムです。


■2010/10/30追記

作者のAndrewさんから次の量産型モデルについてお知らせをいただきました!それによると、次のモデルはなんと半額の$37.50、今の円高を利用すれば3000円とちょっとで買えるようになるそうです!送料は以前かかりますがかなりの進歩だと思います。

また、以前使っていたときに表面にうっすら傷が入ったと書きましたが、新しくシートを貼り替えて一ヶ月ほど使っていますが全く傷が入っていません。使い方の問題か、もしくはシートの品質の問題だったようです。また、次バージョンではさらに傷がつきにくくなるよう先端の加工が見直されるとのことなので、ますます楽しみです。


■2011/02/01追記

http://ostylus.com/order.html から$37.50と送料で購入できるようになっています!私が持っている早期生産モデルから改良も施されているようです。

2011年5月29日日曜日

iPhone iPad 向けスタイラスで書き味勝負をしてみた 2回戦


写真は左から順に、 Pogo SketchoStylus 初期限定生産型パワーサポート スマートペン PBJ-9XシリーズBamboo Stylus

iPhone/iPad向けのスタイラスがいくつも発売されていますが、実際にスタイラスを使ったらどんな具合なの?指でいいんじゃないの?と疑問をお持ちの方と、 私のようなスタイラスマニアの方 のために、iPhone/iPad向けのスタイラスの書き味を実際に書いてみて試してみるという企画です。

前回の記事はこちら: http://akisute.com/2011/02/iphone-ipad.html
おすすめスタイラスまとめ記事はこちら: http://akisute.com/2010/06/ipad.html
Bamboo Stylusのレビューはこちら: http://akisute.com/2011/05/ipad-bamboo-stylus.html
oStylusのレビューはこちら: http://akisute.com/2010/10/ipad-ostylus.html


■比較方法

iPad上で実際にスタイラスでいろいろ書いてみて、書き味を見て比較します。
  • 使用するiPadは iPad 2 Black 16GB (WiFi+3G GSM)
    • 表面に保護フィルムは貼っていません
    • 保護フィルムがある場合、保護フィルムのためにペン先の滑りおよび感度が変化するため、結果が異なってくる可能性があります。
    • 一般的に、保護フィルムがある方が感度が悪くなります。滑りはフィルムの材質により変化します。
  • 使用するアプリは Noteshelf
    • 無地ノート
    • 黒インク
    • ペン先10pt
    • 拡大は使用しない
  • すべて一発勝負
    • undoなし
    • 書き損じたり、ペン先の感度が落ちて線が飛んでもやり直さない。それは感度が実際に悪いという証拠になるため。

■結果

書いてみたノートをpdfにして出力してみました。以下のURLからご覧になれます。
https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=sites&srcid=ZGVmYXVsdGRvbWFpbnxha2lzdXRlc2FtYXxneDo0OTI3MWU0MjRlMzI2ZjNm

複数同じ文言が並んでいるページは、全て上から順に、
pogo sketch, oStylus, スマートペン, Bamboo Stylus
の順に並んでいます。


■考察

以下、いくつかのページをピックアップして考察。


pogo sketchは第一世代のスポンジ式ペン先であるため、やはりペン先感度が悪く線が飛びまくります。線自体は自然に書けているのですが。


oStylusは感度はよいものの、いかんせん書きづらい。曲線が特に不自然です。しかも書くのに時間がかかります。多分一番時間がかかりました。


スマートペンはさすがの高性能。最高の感度と軽い軸の恩恵で、一番楽に書けます。ただし線自体は細かいところが弱いです。



今回新顔のBamboo Stylus。ペンが重く、スマートペンより筆圧が必要なため疲れますが、スピードのある細かい線が魅力。一番速く書けたのもこのペンです。


並べてみるとこんな感じです。上からpogo sketch, oStylus, スマートペン, Bamboo Stylus。良いと思ったところには緑○を、悪いと思ったところには赤×を引いています。
pogoは線が飛びさえしなければ・・・
oStylusはとにかく線をゆっくり引いてしまう。 Noteshelf アプリは Penultimate 同様、線を高速に引けば美しく細くなるように出来ているのですが、見てのとおり全ての線が太くてゆっくり引いてしまっている。Zとかへろへろですよ、もう。
スマートペンとBamboo Stylusは安定して良いですね。高速に美しく書けています。


■まとめ

やはり第二世代のシリコンペン先を装備したスタイラスが圧倒的に良いです。その中でも自分の好みや用途で選べる次代になってきたのがすごくいいですね。次回はプリンストンテクノロジーの専用タッチペンやAcase Stylusなんかも加えてレビューしてみたいです。

2011年2月1日火曜日

iPhone iPad 向けスタイラスで書き味勝負をしてみた


写真は上から順に、 パワーサポート スマートペン PBJ-9XシリーズPogo SketchoStylus 初期限定生産型


2回戦の記事はこちら: http://akisute.com/2011/05/iphone-ipad-2.html
おすすめスタイラスまとめ記事はこちら: http://akisute.com/2010/06/ipad.html
Bamboo Stylusのレビューはこちら: http://akisute.com/2011/05/ipad-bamboo-stylus.html
oStylusのレビューはこちら: http://akisute.com/2010/10/ipad-ostylus.html

このたび自分が納得できる完成度の iPad 向けスタイラスが3種類揃ったのを機会に、ちょっと書きくらべをしてみる事にしました。


■さっそく試してみた

以下、実際に手書きで字を書いてみたスクリーンショットを貼り付けます。全て一発勝負で書いています。それぞれ上からスマートペン、Pogo Sketch、oStylusです。

neu.Notes



Penultimate




■考察

スマートペンは本当にまるで普通のペンで紙に書いているように書けます。特に「返」のしんにょうあたりを見るとよくわかるのですが、このような綺麗な曲線が非常に楽に書けます。ただしやや太いためか細かい筆跡が難しいです。

Pogo Sketchはスマートペンより細く、やや滑りが悪いため細かい線に強いですし、曲線もしなやかです。しかしながらよく見ると所々線が途切れていたり短かったりすることがわかると思います。これはタッチの感度が悪いためで、タッチを認識せず線が途切れてしまっているためこのようになってしまっています。

oStylusは感度の良い金属製のペン先とペン先が見えるOリング構造のおかげで、細かい字に圧倒的な強さを誇ります。Pogo Sketchのように感度が足りず線が途切れることもありません。弱点として、全体的に長く重くペン先が平たいため、普通のペンと同じようには書けず、線が直線的になってしまっています。

一番書くのが楽だったのはスマートペン、書くのに時間がかかっているのはoStylusだったと思います。


■まとめ

それぞれ一長一短、特徴ある iPad / iPhone 向けのスタイラスが市場に出回るようになってきて、すごくわくわくする感じです!つい1年2年前まではろくな商品がないと嘆いていたのですが、いまや自分の書きたい物に応じてスタイラスを選ぶことさえできるようになりました。素敵!