自分用メモ。
nilは「Objective-Cの空のオブジェクト」、NULLは「C言語の空ポインタ」と解釈する。もっとも良い例がNSFileManagerのcreateDirectoryAtPath:withIntermediateDirectories:attributes:error:です。
(http://developer.apple.com/DOCUMENTATION/Cocoa/Reference/Foundation/Classes/NSFileManager_Class/Reference/Reference.html#//apple_ref/occ/instm/NSFileManager/createDirectoryAtPath:withIntermediateDirectories:attributes:error:)
リファレンスを読んでみると、attributes:の指定が不要なときはnilを、error:の指定が不要なときはNULLを引数として与えろと明示的に書かれています。これは、attributes:が(NSDictionary *)型=NSDictionaryのオブジェクトを引数として受け取るのに対して、error:は(NSError **)型=NSErrorのオブジェクトのポインタを引数として受け取るためだと考えられます。といっても私はObjective-CもC言語もド素人ですので、ひょっとしたら大嘘かもしれません。違ってたらごめんなさい><
※追記:やっぱり定義そのものが違った><
すたっくおばふろ曰く(http://stackoverflow.com/questions/557582/null-vs-nil-in-objective-c)
えらいひと曰く(http://www.libjingu.jp/trans/clocFAQ-j.html#objects-nil)
知らないとついつい全部nilもNULLも同じだろと思いnilって指定してしまいそうですね。おそらくnilを指定しても動くとは思いますが・・・Objective-CとC言語の混ざり合いというか関わり合いがこんなところで垣間見れて面白いです。
2009年5月4日月曜日
Objective-CではJavaのようにNullPointerExceptionが発生したりしない
そう、Objective-CにはNilPointerExceptionのようなものがないんです。
Javaでは
同僚の方(http://twitter.com/ksk_matsuo/status/1682599075)よりこっそり教えていただきました。ありがとうございます!
なんと言ってもJava人にとっていちばん恐ろしいのがこのNullPointerExceptionなのですよ。だからオブジェクトのメソッドを呼び出すときはいつでもオブジェクトがnullだったらどうしようガクブルと思いながらプログラム書いてるわけです。それがいきなり「Objective-Cになったらぬるぽなんてありません安心です^^」なんて言われても安心できないなぁ><
Javaでは
int main(String[] args) { String str = null; int length = str.length(); //NullPointerException // bar()がnullだとNullPointerException Object result = Foo.bar().baz().abesi().hidebu(); }Objective-Cでは
int main(int argc, char** argv){ NSString *str = nil; int length = [str length]; //何も起こらない。lengthにはデフォルト値0が入る // barがnilを返したら、後続のbaz, abesi, hidebuもnilを返す。 id result = [[[[Foo bar] baz] abesi] hidebu]; }
同僚の方(http://twitter.com/ksk_matsuo/status/1682599075)よりこっそり教えていただきました。ありがとうございます!
なんと言ってもJava人にとっていちばん恐ろしいのがこのNullPointerExceptionなのですよ。だからオブジェクトのメソッドを呼び出すときはいつでもオブジェクトがnullだったらどうしようガクブルと思いながらプログラム書いてるわけです。それがいきなり「Objective-Cになったらぬるぽなんてありません安心です^^」なんて言われても安心できないなぁ><
2009年5月2日土曜日
Pipeを使ってみた
つい最近知ったのですが、Yahooの運営するPipe(http://pipes.yahoo.com/)というサービスが最高に面白いです。
■そもそもPipeって何?
Pipeは、「数々のWebサービスが提供するRSSフィードなどのデータを簡単に加工して、別のRSSフィードなどのデータに変換して出力することができるサービス」です。「データ取得元」や、「繰り返し」、「文字列加工」や「URL生成」などのパネルをパイプでつないで、簡単なWebアプリケーションみたいなものを作ることができます。
もちろん無料です。必要なのは米Yahoo(http://www.yahoo.com/、日本のYahooではダメです)のアカウントだけ。
サーバー代金もいりません。好きなだけ新しいPipeを作ることが出来ます。
■さっぱりわからない。Pipeを使えば何が出来るのか具体的に知りたい。
たとえばこんなことが出来ます。
- ニコニコ動画のマイリストIDを入力すると、マイリストのRSSフィードを生成して返すアプリを作ることが出来る。
- ニコニコ動画のユーザーIDを入力すると、そのユーザーが公開している全動画のnicomimi(http://www.nicomimi.com/)へのリンクを自動的に生成してRSSフィードとして返すアプリを作ることが出来る。
- ニコニコ動画の本日のランキング動画一覧から、タイトル・タグ・本文のいずれかに「東方」が含まれていて、再生回数が2万を超えている動画だけを抜き出してRSSフィードとして返すアプリを作ることが出来る。
■わかったけど、それって難しくない?
では試しに、ニコニコ動画のマイリストIDを入力すると、マイリストのRSSフィードを生成して返すアプリを作ってみましょう。
Pipe(http://pipes.yahoo.com/)にアクセスして、Yahoo.comのIDでログインして、Create pipeってボタンを押して、何も考えずに左のサイドバーから以下のようにパネルを並べます。
簡単に説明すると、
1.マイリストIDをユーザーにテキストとして入力させて、
2.入力値を元に、ニコニコ動画のマイリストRSS取得用のURL(http://www.nicovideo.jp/mylist/5221166?rss=atom)を生成して、
3.URLからRSSフィードを取得して、
4.そのまま出力しているだけです。
実行結果はこちら。
ばっちりです。所要時間10分。サーバーの設定もデプロイも面倒なコーディングも一切いりません。デバッガも標準で付属(Pipe作成中にパネルをクリックすると実行結果がその場で見られる)。マウス操作だけで簡単に作れて、見た目がそれっぽいダイアグラムになるので、自分の作りたいWebサービスのちょっとした動作確認にも使える気がします。駆け出しのWebプログラマが、マッシュアップのセンスを磨いたりするのにも適していると思います。
■問題点
問題点もあります。主に日本人が使う上での問題点なのですが、
- 全部英語
- そもそも使いたいサービスがAPIやRSSフィードを公開していないと使えない
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