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2010年2月28日日曜日

Razor Orochi を Mac 用の無線ゲーミングマウスとして使ってみる



自宅のマウスを無線化したくなったので、Macでも左利きでも使える無線マウスを探してみたところ、 Razor Orochi という製品が見つかったので試してみることにしました。


■諸君 私はマウスが好きだ
「そもそもMacで無線マウスならMagic Mouseを使っておけばいいだろう」と皆様お考えであろうと思うのですが、残念ながら以下のような理由により私はMagic Mouseに満足できません。
  • Boot CampしたWindowsでの動作がイマイチ。基本的にMac専用。
  • ボタンがないためゲーミングで使用できない。右クリックすら怪しい。
  • 薄すぎ小さすぎて手に収まらない。
仕方がないのでその他の無線マウス製品を探してみたのですが、なんと以下の条件にマッチするマウスが世界中探しても一つもないのです!
  • 左利きなので、左右対称デザインであること
  • ゲーミングに使用するため、最低でも5ボタン付いていること
  • ゲーミングに使用するため、ホイールはクリック感があること(武器切り替えの時にクリック感のないホイールはまるで使えません)
  • 可能な限り大きく手のひらに収まるサイズであること、モバイルサイズはダメ
特に条件が厳しいのが「左右対称デザインであること」で、まぁ何処の会社も無線マウスは右手で持つものだと言わんばかりに大きく左にひねくれさせ放題ひねくれさせてくれやがりまして、まるで選択肢がないのです。あきらめかけていたときにようやく海外のサイトでこのRazor Orochiを見つけました。


■Razor Orochiって?
ゲーミング用製品で有名なRazor社の製作した世界初のBluetoothモバイルゲーミングマウスです。詳細はこちらのページをご覧になってください。

どうも日本国内では正式に流通していないようで、そもそも日本語版のRazor社の公式ページには名前すらありません。Razor社の通販ページから直接通販して買うしかありませんでした。送料込みで100ドルぐらいです。

おそらく日本国内でこんなへんぴなマウスをわざわざMacで使っているのは私ぐらいなものでしょう><


■設定してみる
最初に重要なことですが、Macだけで使用したいと思っていても、Razor Orochiの設定にはWindowsが絶対必須です。Mac版のドライバも用意されていますが、残念ながらMac版のドライバはOrochi本体のメモリに設定を書き込むことができず、またボタン配置を変更したりもできないため、全く役に立ちません。極めつけに有線モードでなければ設定できず、有線から無線に切り替えると設定がすべてリセットされるため、タダのお荷物です。USB Overdriveを代わりに使うことを強くお勧めいたします。

また、Razor Orochi ファームウェアの更新にもWindowsが必須です。ファームウェアの更新ですが、これが大変重要で、ファームウェアを更新しないとこのマウスはまるで役に立ちません。論より証拠、以下の図を見てください。



これはRazor Orochi farmware version 1.02の状態でお絵かきソフトで線を引いてみた図なのですが、見ての通り赤い線の部分がポインタ飛びを起こしています。高速で引いた線、水平垂直な線は比較的綺麗ですが、斜めにゆっくり動かすとすさまじい勢いでポインタが飛んで使い物になりません。farmware version 1.06にすると多少改善しますので、まず何はなくともファームウェアを更新する必要があります。

ということで、まずはWindowsを起動してファームウェアを更新し、それから設定を行います。私は左利きなので、サイドボタンの設定を変更する必要があります。初期設定では4,5が戻る/進むになっていますが、これを6,7と入れ替えてやります。こうすることで、左手の親指でマウスボタン4,5が押せるようになります。右利きの方はそのままの設定で十分使えると思います。


■使ってみる
良い点はきちんと5ボタン使える左右対称デザインで、しかもモバイルサイズながら十分な大きさがあり、手にフィットするところです。小指がマウスに乗っからないので若干小さいですが、この程度なら十分使えます。重さは結構ありますがすぐ慣れました。精度も、大きくマウスを振り回し続けている間は非常に良いです。Microsoft IntelliMouse Opticalとほとんど変わりません。

悪い点はなんと言ってもポインタが飛びます。このRazor 3G レーザーセンサー、低速時の挙動が最悪です。steelseries 4HDをマウスパッドにしているからわざと相性悪くしているのかと思って別のマウスパッドを使ってみたり直接机で動かしたりしてみましたが、やっぱりダメです。ファームウェア1.06で多少良くなりますが、スナイパーの方や細かい線を書くお仕事の方には絶対にお勧めしません。このセンサーの問題は有線モードにしても解決しません。

それからもう一つ悪い点として、スリープ状態からの起き上がりが非常に遅いです。5秒休めておいてから急にマウスを動かすと最初の1ストロークが完全に無視されます。最悪です。Magic Mouseは起き上がりが非常に早いのでそんなものなのかと思って買ってみましたが、なるほどアレはAppleのMac専用チートだったわけですねorz


■まとめ
まだ無線マウスは使い物にならないというのが正直な感想です。以前、ゲーミングデバイスを開発してらっしゃるSteelSeries社の方に無線マウスは作らないのかと質問してみたのですが、そのときに得た答えが「まだ現在の技術では無線マウスは使い物にならない」というものでした。なるほど納得です。

しかしながら全く使えないのかというとそうでもなくて、線が無くなったおかげで確かに机が広く使えて助かってます。私が最近プレイしているHeroes of NewerthのようなRTSゲームや、DiabloみたいなRPGスタイルのゲームであれば、常にマウスを大きく動かすためほとんど問題のない操作感になります。

逆にスナイパースタイルのFPSをプレイするのには全く向きません。日常使いにもちょっと不満があります。たいていキーボードを触っているので、ちょっとマウスをさわりに行くと遅くてイラッ。

2009年12月1日火曜日

Google App Engine SDK の dev_appserver.py が自動的に index.yaml を更新してくれない時の対処法

ときどきGoogle App Engine SDKのdev_appserver.pyが自動的にindex.yamlを更新してくれない時があるので、原因を調べてみました。


■いきなりネタバレ
犯人は改行文字


■前提条件
index.yamlは、以下の様な作りになっています。
indexes:

- kind: django_admin_log #手動で定義したインデックス
properties:
- name: content_type
- name: object_id
- name: action_time

# AUTOGENERATED

# This index.yaml is automatically updated whenever the dev_appserver
# detects that a new type of query is run. If you want to manage the
# index.yaml file manually, remove the above marker line (the line
# saying "# AUTOGENERATED"). If you want to manage some indexes
# manually, move them above the marker line. The index.yaml file is
# automatically uploaded to the admin console when you next deploy
# your application using appcfg.py.

- kind: hon_herostatistics #ここから下は、自動的にdev_appserver.pyが追加してくれるindex
properties:
- name: fetchCompleted
- name: hid
- name: datetimeCreate
direction: desc
このように、# AUTOGENERATEDコメントが存在すれば、その下に自動的に必要なindexを生成してくれるようになっているのですが、時々この自動生成がうまくいかない場合があります。


■症状
具体的には、以下のように余計な物をすべて消した状態のindex.yamlを用意しても、dev_appserver.pyが「indexが手動定義されているので、自動生成しないよ」とエラーを吐きます。
indexes:

# AUTOGENERATED
困りました。


■原因と対処
そこでよくよく調べてみるためにvimではないエディタでこのindex.yamlを開いてみたのですが、すると末尾の改行文字がCRLF(dos形式)になっていました。そこで私のMacの環境に合わせて改行文字をLF(unix形式)にしてみたところ、無事にdev_appserver.pyのindex自動生成が動作するようになりました。vimで操作するなら、
:set fileformat=unix
とすればよいです。

2009年5月7日木曜日

Windows起動時にhal.dllが見つかりませんと言われた場合の対処法

久しぶりにBootCampでWindows XPを起動しようとしたら、hal.dllが見つかりませんといった具合のエラーメッセージが表示されてうんともすんとも言わなくなってしまいました。dllが破損したのかと思い調べてみたところ、このエラーメッセージはC:¥boot.iniファイルの設定が破損された場合に表示されるメッセージだと言うことが分かりました(さすがマイクロソフト、エラーメッセージの意味不明さには定評があります)。なるほど、確かにboot.iniファイルが消えてました。

修復するにはWindows XPをCDから起動して、回復コンソールを立ち上げます。画面の表示に従えば大丈夫だと思います。
回復コンソールが起動したら、以下のコマンドを入力。
bootcfg /list

これで起動設定(boot.iniファイルの中身)の一覧が表示されます。私の場合は、boot.ini自体が存在しないので、設定がありませんと怒られてしまいました。
設定が破損しているのを確認したら、以下のコマンドで修復を行います。
bootcfg /rebuild

途中、3回ぐらい選択肢が表示されますが、以下のように回答します。
インストールをブート一覧に追加しますか?
YES

ブートIDを入力してください
適当でかまいません。MacでBootCampしている私の場合はWindowsと入力しました。普通のWindowsマシンの場合にはWindows XP Professionalとか入れておくとわかりやすいのではないでしょうか。

オプションを指定してください
/fastdetect

これで完了です。あっさり終了するのでちょっと拍子抜け。あとはコンピューターを再起動すれば問題なくWindows XPが起動すると思います。

2009年1月18日日曜日

iMac上でWindows XP Professional アップグレード版をBoot Campする

  • AppleはVistaまたはXPの通常版のみをサポートしている
  • が、実際にはアップグレード版もインストールできる
  • そのままではインストールできないので、外付けDVDドライブを買ってくる必要がある
  • ディスプレイドライバを更新する際に、ツールを利用してちょっとしたが必要になる
    http://www28.atwiki.jp/2chmac/pages/59.html を参照のこと
iMac (Early 2008モデル)にWindows XP Professional アップグレード版をBoot Campを用いてインストールしたときの手順メモを公開いたします。メモなのであんまり期待しないでください。



○Boot Campする前にまず覚えておきたい基本動作
・iMacのディスクは再起動時にマウスボタン(右でも左でも)を押しっぱなしにしていれば取り出せる
・再起動時にOptionキーを押しっぱなしにしていると、MacでブートするかWindowsでブートするか選択できる


○アップグレード版Windowsをインストールする方法
・外付けのDVDドライブを用意する。接続はFireWire推奨、でも最近のiMac(Leopard以降)ならばUSBでも起動ディスクとして認識してくれると思う。
・アップグレード対象の古いWindowsを用意する。自分の場合はWindows 2000のSP4適用済みディスクを利用した。
・本体にWindows XPを入れて、外付けにWindows 2000を入れた状態でBoot Campアシスタントからインストールを開始。
 途中で例によって昔のディスクを入れてくれと言われて一度止まるが、そのまま続行すると昔のWindowsを認識してくれてインストールできた
・インストール後のユーザー登録はネットで一発だった。
・パーティションサイズは32GB以下であればFAT32になってMacから読み書きできる。
 それ以上になるとNTFSになるので単純にMacからは見えない。
・インストールするパーティションを聞かれたら、Cドライブ(BOOTCAMP)を選択すること。また、再度FAT32でフォーマットをかけること。


○ディスプレイドライバ
・Leopard付属のドライバでほとんどは事足りるが、そのままではATI Catalyst Control Centerがインストールされないため、目つぶし液晶を暗くすることができない。
(もちろんBoot Campアシスタントを利用すればある程度は暗くできるが、それでもまだ明るすぎるので)
http://www28.atwiki.jp/2chmac/pages/59.html こちらのページに記載されている、「Q ドライバをインストールしてもグラフィックの細かな設定ができません」の項目を参考にして、最新のディスプレイドライバ with Catalyst Control CenterをATIからダウンロードしインストールすると、Control Centerから明度の調整ができるようになって一件落着