2014年1月18日土曜日

ユビレジを支える技術


年末にユビレジさんのところでちょっと仕事のお手伝いをさせていただいたので、その時の内容をご紹介させていただきます。

■ユビレジって何?

iPadをキャッシュレジスタに変えてしまうサービスです。会計からレシートの印刷までやってくれます。最近飲食店などでレジがなくiPadだけが置いてあるお店などを散見するかと思いますが、アレがそうです。一般的なキャッシュレジスタ+店舗システムよりもはるかに安価で導入でき、しかも使いやすいというのがウリです。

開発者的に言うと、Scalaモヒカン@kmizuさんやiOSモヒカン@k_katsumiさんなどが在籍されていまして、エンジニアのレベルが高いです。

■開発スタイル

少人数のため、厳密なウォーターフォール管理やアジャイル/スクラムなどは無く、チケット/Issueベースの開発になっています。githubをフル活用します。すべてPull Request(以下PR)ベースで開発され、すべてのPRについてレビュー/CI完備です。forkして修正してPRを投げると自動的にJenkinsがテストを回し、githubのPRページに問題なし/問題ありのコメントを投げるところまで自動化されています。正直半端ないです。

完全に裁量労働になっているため、エンジニア勢は猛烈に朝が遅いです。全員が揃うのが普通に昼過ぎだったりします。朝が弱い人でも安心です。

社内コミュニケーションのためにHipChatを使用しています。使用したのは初めてだったのですが、SkypeやIRCよりも以下の様な点で非常に使いやすく魅力的でした。もし機会があれば私もHipChatを導入したいです。

  • IRCと異なり、自分がいない間の過去ログがきちんと残る。
  • Skypeと異なり、APIが公開されているためbotが作りやすい。Jenkinsやgithubとの連携もらくらく。
  • SkypeやIRCと異なり、モバイルアプリの出来が非常に良い。
  • ただし、SkypeやIRCに比べて外部のお客さんを誘うときにちょっと抵抗があるかも。

■サーバサイド

Railsです。私が余りRailsに詳しくないのと殆ど触ってないのでどうすごいのかよくわからなかったのですが、確かRails 3.X系を使用していて、ちょうど4にアップグレードする作業を進めていたかと思います。コードは全PRがレビューされているだけあってものすごい綺麗です。

先述の通りCucumberテスト完備です。
ドキュメントもAPIを外部公開しているので (http://ubiregiinc.github.io/ubiregi-api/) ある程度揃っていますが、完備と言うまでではありません。必要に応じてコードを読めスタイルです。私も結構読みました。というわけでクライアントサイドのエンジニアの方でもある程度以上サーバサイドを理解している必要があります。

フロントエンドまわりの技術については私が係る箇所がなかったためよくわかりませんでした。すみません(´・_・`)

インフラはHerokuを使用してます。デプロイもgithubから一発という仕組みになっています。

■クライアントサイド

ユビレジは現在iPadでのみサービスを展開されているので必然的にクライアントはiOSでiPad向けのみとなっています。ここだけ聞くとiOS/Android両対応だのハンドセット/タブレット両対応だのが必要ないため簡単そうに思えますが、そんなことは全くありません。お客さんがお金を払ってサービスを導入するB2Bアプリで、かつレジという会計を扱うアプリであるため並大抵の無料B2Cアプリとは比較にならないレベルで不具合が許されません。さらに注文を取るハンディ機などの外部アプリ連携、レシートプリンタなどの外部ハードウェア連携、サーバとの会計情報同期、iOS 5&初代iPad対応などが要求され、会計回数も大規模なお店だとそれなりの件数に達するためCore Dataもパフォーマンス最適化が必要になるなど、実はそれなりに難易度が高いです。iOS 7にiPadでのみ発生する問題が多いのも逆風ですね。

まずModel層について、データストアはCore Data+自作の薄いラッパです。MagicalRecordはちょっと複雑で大規模すぎるため導入していないとのことです。通信周りは普通にAFNetworking (1.X系)を使用。2.X系は今後iOS 5を切ってから導入する流れになるのではないかなとのことです。

View層についてはほぼすべてStoryboard/xib化されていますし、Segueもバリバリ使います。シンプルなUIが多いため派手派手なUIライブラリはほとんど使用していませんが、広い画面を有効に使う必要があるiPadアプリならではとして、Container View Controllerの概念をよく使うことになっています。

ちょっと変わっているのが、ビジネス用途で使うためSingle App Modeを有効にしてユーザーがホームボタンを押してもユビレジアプリから外に出られないように設定するのですが、この設定を有効にした時にモーダルなView Controllerを出すと問題が生じる場合があるのでワークアラウンドを導入していたりなどします。こういう問題は普通のB2Cアプリを作っているとほぼ気づかないので大変です。

それからユビレジ特有の問題としてハードウェア連携周りが挙げられます。このへんはは完全に自作です。Raspberry Piを使った自社ハードウェアとWiFi経由でデータをやりとりする仕組みになっています。普通のプロダクトではこういう開発が出来る場所は殆どないので貴重な体験になりました。

サーバサイドにもありますが、クライアントサイドにもfrankを利用した受け入れテストがある程度用意されていて、こちらもPR時に自動的に走るという仕組みになっています。ただしちょうど私が参加したのが次のアプリの大改修に備えていた時期だったため、テストの整備が追いついていない感じでした。

■まとめ

非常に短い期間だったのですが、エンジニアが一度は夢見る理想的な環境みたいなのをある程度実現されているのが素晴らしいと思いました。もちろん完璧というわけではなく今後も維持改善が必要なところがありますが、このような理想環境を一度体験してみたいというエンジニアの方には非常に魅力的な場所だと思います。

現在ユビレジさんはエンジニアの方を募集されているそうなので、興味を持たれた方は一度オフィスまで遊びに行ってみてはいかがでしょうか?

2014年1月12日日曜日

iOS 開発者が Android 開発者になるために用意したものまとめ


これまでiOS 2.0の登場から今日に至るまでiOS開発者として仕事してきたわけですが、今年はいよいよ本格的に仕事でAndroidの開発を行っていきたいと思っています。そこで正月休みを使って準備したAndroidの開発環境や勉強用の資料をまとめてみました。同じく今年からAndroidやってみよう!という方の助けになればと思います。

■前提条件

まず最初に前提条件として筆者のスペックをまとめてみました。
  • iOS開発歴4年ぐらい (iOS 2~7)
  • Android開発歴半年ぐらい (Android 1.5~2.1の間、仕事では殆ど使ってない)
  • Java歴は3年ぐらい (大学時代と最初の会社でSIerをやっていた間、SJC-P所持だがJava 7とか8とかはわからない)
iOSの開発歴が長く、モバイル開発で必要な要素や落とし穴などをひと通り踏んでいること、少しですがAndroid開発歴があること、Javaについてもひと通りの文法がわかるのを前提としています。従いまして完全にモバイル開発もJavaも初めてという方にはおそらく今回の資料は少しハードルが高過ぎると思います。ご了承ください。

特にJavaについてはどの資料も何の説明もなしに匿名クラスや内部クラスをふんだんに利用するので、最低限Javaの事前勉強をしておいたほうが良いかと思います。

■開発環境の用意

今回はMac上にAndroid Studioをインストールする方針でいきます。
http://developer.android.com/sdk/installing/studio.html
Eclipse+ADTな現場もまだまだ多いかと思いますが、今後は間違いなくAndroid Studioが主流になってくると思われるからです。あとは個人的にEclipseが嫌いというのもあります(´・_・`)

インストール時の注意点としては初回起動時に少々時間がかかるのと、アップデートが必要になる程度です。0.3.2から0.4にアップデートする前にプロジェクトを作ってしまうとアップデート後にビルドが通らなくなってしまったので、最初にまずアップデートすることをオススメします。

Android StudioではEclipse+ADTの環境や、旧来のJava開発とは異なりGradleというビルドツールが何をするにも主体となります。そのためGradleについてある程度の知識が必要となります。幸いにしてWeb上に良い記事がありましたのでこちらを参考に勉強しました。

■シミュレータの用意(Genymotion)

ADTには最初からAndroidエミュレータが付属されていますが、これは残念ながらiOSのシミュレータとは異なり、再現度も悪く異常に動作が遅いため使い物になるシロモノではありません。Android SDK 1.6のころから現在4.4に至るまで全く改善の気配が無いため、おそらく未来永劫改善は望まれないと思われます。その代わりと言ってはなんですがGenymotionというサードパーティ製の非常に使い勝手の良いAndroidシミュレータがありますのでこちらをインストールします。
http://www.genymotion.com

アカウントを作成してFree版をダウンロード・インストールします。Free版と有料版の違いは加速度センサーのエミュレーションや、スクリーンキャスト機能の有無程度なので、Free版でまったく問題ありません。Genymotionの起動にはOracle VirtualBoxが必要になるため、https://www.virtualbox.orgからダウンロードしてインストールしておきます。

最後にAndroid StudioのGenymotionプラグインをPreferences -> Plugins -> Brows RepositoryからGenymotionで検索してインストールして完了です。

■開発機の用意

Genymotionだけでもかなりの開発はできますが、やはりモバイル開発では実機上での確認が必須です。特にAndroidはiOSと異なり端末種類が多い上に端末差異が激しいので、出来る限り多くの実機を用意しておくことが望ましいです。またそれだけではなく、実際に日常生活でAndroidを触り多数のアプリに触れておくことで、Android上でのアプリの作法や最近の流行、iOSとの違いなどを肌で学ぶことができます。

開発用の端末は白ロム(中古品)販売店で安く買うのが良いと思います。通販でも購入可能です。
http://masterka.seesaa.net/article/252845343.html

ですが今回は折角なので最新機種Nexus 5をGoogleから直接購入することにしました。
こちらから直接SIMロックフリーのNexus 5を通販することができます。私の場合は1/1に16GB Whiteを注文して1/5に届きました。正月でなければもうちょっと早かったかもしれません。

届いたら開封して起動すればそのまますぐに使えます。iPhoneと異なりSIMがアクティベーションに必要だとか、iTunesと接続を要求するとかそういう内容は一切ありませんので、SIMを購入しなくても開発機として使用可能なのがいい感じです。ただし最初の言語選択とWiFi接続時のエラーメッセージが非常に不親切なのでちょっとハマりました。

Nexus 5を使ってみての感想ですが、正直信じられないぐらい良いです。Android 2.x時代のダメダメ端末ばかり触っていたのでギャップが大きいというのも有りますが、電池の消耗がiPhoneと比べると激しい以外は欠点らしい欠点が見当たりませんし、余計なものが一切入っていないのでAndroidの長所を存分に味わう事ができます。iOS開発者の人でAndroid開発に手を出したい人にはまずオススメしたいです。

そのままSIMなしで開発機として使っても良かったのですが、3G回線でのテストも行いたかったので、今回はさらにMVMO業者のSIMパッケージを購入しました。初期費用3000円、月額1000円以下、二年縛り無しでSIMが手に入るため非常に安価で便利です。
などがありますが、今回はOCN モバイル Oneを選択しました。

■Hello World!

さて開発環境も開発機も手に入ったので、あとはコードを書くだけです。最初はまず以下のWebサイトを参考資料に簡単なTwitterクライアントアプリを書いてみました。
やはりモバイルアプリ開発の手習いはTwitterクライアントアプリからスタートするのが良いと思います。データのリスト表示、非同期通信、画像の非同期読み込みとUIへの反映、一覧と詳細表示など、モバイルアプリに必要な要素がバランスよく学べます。

■購入した書籍

Webの資料も悪くないですが、やはり最初は書籍を読みながら進めるのが情報がまとまっていて近道だと思います。というわけで以下の書籍を購入しました。すべて達人出版会の電子書籍で手に入るため便利です。
  • Google Androidプログラミング入門改訂2版: http://tatsu-zine.com/books/androidprogramming2ed
    • 入門に必要な内容はひと通り網羅されていると思います。ただし入門書を名乗っていますが、途中からサンプルプログラムが手元にあること前提の説明になったり、コードの一部が説明されていなかったり、Javaがわかること前提のコードが登場したりなど難易度が急激に跳ね上がるので、本当の本当に入門な人には向かないと思います。
  • Effective Android: http://tatsu-zine.com/books/effective-android
    • Effective系は外れないと思って購入しました。Effective Javaも名著でしたしね。
  • Android UI Cookbook for 4.0 ICS(Ice Cream Sandwich)アプリ開発術: http://tatsu-zine.com/books/androiduicookbook40
    • 4.0でUI周りは大きく変わっているので、2.3との互換性維持のノウハウも含めて欲しかったので購入しました。iOSの手習いの時もObjective-Cの本とUIKitの本を選びましたが、最初は言語の本とUIフレームワークの本を選ぶのが良いと思います。
  • Android Security 安全なアプリケーションを作成するために: http://tatsu-zine.com/books/androidsec
    • 仕事でAndroidを使うつもりなのでセキュリティ周りの情報は必須です。セキュリティに関してはiOSよりも更に環境がシビアですので、念には念を入れておきたいです。


2014年1月7日火曜日

LLDB のカスタムコマンドを Python で書いてみようとして大失敗した話

なんかうまくいかないんです(´・_・`)

Xcode 5のデバッガとして用意されているLLDBですが、実は設定ファイルを書くことで自由にカスタマイズすることが可能になっています。またPythonを使ってより深いLLDB自体の挙動をカスタマイズすることも出来るらしいと最近教えてもらいました。

参考: http://qiita.com/dealforest/items/e3a5284badd17733ccc1

さてこちらの参考記事に、
例えば動的に生成した UIImage をファイルに出力するコマンドとかは便利そうですね。
というなかなか夢のある発言があるのですが、残念ながらこちらの記事の中では実際のコードがありません。ということでLLDBの設定の練習がてら、私の方で早速デバッガからUIImageをファイルに書き出すコマンドの作成にチャレンジしてみました。

■実装方針

LLDBを操作するために使用できるPythonモジュールについては、LLDBの公式ページに詳しいドキュメントが揃っています。
http://lldb.llvm.org/python-reference.html (簡単な解説とチュートリアル)
http://lldb.llvm.org/python_reference/ (APIドキュメント)

また既に何人かの方が似たようなことをされた形跡があります。
http://stackoverflow.com/questions/12668815/lldb-python-access-of-ios-variables
http://stackoverflow.com/questions/18468126/pointer-arithmetic-in-lldb-python-scripts
http://lists.cs.uiuc.edu/pipermail/lldb-dev/2011-January/000321.html

これを元にして、以下の様な戦略でいってみます。

  1. 引数のUIImageをUIImagePNGRepresentation関数を通してNSDataにする。
    • ただのUIImageをそのままファイルに書き出しても使えませんので、まず一旦JPEGなりPNGなりに変換する必要があります。ここではObjective-C側に変換してもらうことにします。
  2. NSData bytesを取得する。
    • expr (const void *)[(NSData *)UIImagePNGRepresentation(image) bytes]とか叩けば一発なはずなので、その方針で行きます。
  3. ファイルに書き出す。
    • exprの結果をraw dataで取り出せれば、あとは普通にファイルに書き出しておしまいです。簡単そうですね。
ということで出来たコードはこちら。


■しかし

やはりというか落とし穴がorz
冒頭の画像にもあるのですが、Python経由でexprした実行結果を取得する手段がどうにも見つかりません。SBFrame.EvaluateExpression(expr)の結果がSBValueなんだからそっからデータが引けるだろうと思っていたのですが、何を実行しても壊れたSBValueしか返却されないためどうにもうまくいきません。SBDebuggerやSBCommandInterpreter経由でHandleCommand(expr, result)する手も考えたのですが、今度はresultから値を取る手段がない(resultをコンソールではなくファイルにリダイレクトする手段しか無い)ためやはり断念です・・・

うーん。もう少し頑張ったらうまくいきそうな気もするのですが。残念です><


2014年1月6日月曜日

Spark Inspectorを一ヶ月ほど使ってみた感想


ちょっと仕事で複雑なiOSの画面を作りたいということになり、デバッグに難儀していた所、Spark InspectorというiOS向けのランタイムインスペクタツールが発売されていましたので、やや乗り遅れた感がありますが私も早速試してみました。

Spark Inspectorを使うと、

  • リアルタイムにViewの構造を視覚的に確認し、直接プロパティの値を編集してアプリに反映させることができる
    • Webエンジニアの人にわかりやすくたとえるならば、ChromeやFirefoxなどに付いているインスペクタをiOS上で使えるようなものです
  • その他、アプリ内を飛び交っているNSNotificationの状態を監視することができる(らしい)

既に試された方のブログ記事で導入方法など詳しく公開されていますので、まずはそちらを見ていただくのが良いかと思います。
Spark Inspectorを導入してみた
http://inon29.hateblo.jp/entry/2013/12/06/002948
[Xcode][tool] ランタイムデバッガーSpark Inspectorが便利!
http://blog.natsuapps.com/2013/05/spark-inspector.html
ということで、私は一ヶ月ほど実際に仕事で使ってみて良かった点と悪かった点をまとめてみようかと思います。興味ある方の参考になればと思います。

■良かった点

導入が非常に楽です。ブログ記事で既に紹介されている方法は自分のプロジェクトに必要なフレームワークを組み込んで設定する方法ですが、最近のSpark Inspectorはこの方法を用いなくてもXcodeから一発で必要なフレームワークを動的に読み込んでインスペクタを起動してくれます。

Viewの階層構造をリアルタイムに監視できるのはやはり非常に有効です。これまではUIView- (void)recursiveDescriptionプライベートメソッドを呼び出したりして状態を確認したりしていたのですが、実行中の画面に対して動的に状態を見て、動的にプロパティの値を書き換えて見た目を調整することができるのは劇的に作業効率を改善してくれます。これってWebプログラミングだと実に当たり前のことなんですが、iOSプログラミングだと余りまだ普及してない考えだなと思います。

動作はやや重いですが、2012年モデルのMacBook Airでも問題なく動作させることが出来ました。もちろんiPadのアプリでもちゃんと動作します。

■イマイチだった点

楽に導入できる、自分のプロジェクトに必要なフレームワークを組み込まないやり方では、いくつか制限があります。

  • 自分のプロジェクトに必要なフレームワークを組み込まないと、実機でSpark Inspectorを動作させることが出来ない。
  • 動作が非常に安定しない。プロジェクトによってはかなりの確率で起動に失敗したりする。今回私が仕事で使っていたプロジェクトでは8割ぐらいの確率で起動に失敗していた。

それから地味に痛いのが、表示と編集が可能なのが現状CALayerとUIViewのプロパティのみに制限されているところです。Auto Layoutには対応していませんし、例えばUIScrollViewのcontentInsetを動的に調整してみたりですとかUIButtonの横幅とタイトルを動的に調整してみたりですとかそういう小技が出来ないため、なんというかかなり中途半端感を受けます。結局私の場合は表示されているはずなのに表示されていないViewの構造を調べる程度の用途にとどまりました。