iOS で Private API を使って Bluetooth Keyboard の状態を取ったりしたいメモです。言うまでもありませんが以下の参考資料に使われているコードとかを使ったアプリが App Store の審査に通ることは絶対にありません。真似しないでね!
あと以下のコードを使って実機で試したコードがまだないので、Jailbrake していない iOS 4.3.5 で動くかどうかすらわかりません。すみません><
GSEventを使ってKeyboardの修飾キーの状態を得る
https://gist.github.com/1242475
iPhoneのイヤフォンマイクやBluetoothキーボードでシャッターを切れるようにするiRemoteShutter
http://hitoriblog.com/?p=1747
iSSHのBluetoothキーボード対応を強化するiSSHPatcher
http://hitoriblog.com/?p=1798
BluetoothキーボードからiPhone/iPadのタスクスイッチを可能にするAltTab
http://hitoriblog.com/?p=3958
BluetoothManager
http://stackoverflow.com/questions/1743610/programmatically-turn-on-bluetooth-in-the-iphone-sdk
BluetoothDeviceを使えばデバイスの電池残量とかも見られそう
2011年10月10日月曜日
2011年9月12日月曜日
UIWebView の Private API を使って BASIC認証のあるページにアクセスする
元ネタはこちら: http://d.hatena.ne.jp/KishikawaKatsumi/20090603/1243968707
仕事でどうしても以下の要件を満たすUIWebViewが必要になったので作りました。
というわけで出来上がったソースコードはこちら。MITライセンスです。
https://gist.github.com/1210372
iOS 4.3.5で動作確認しています。iOS 5でも多分動作します。 iOS 3以下はわかりません><
注意: このコードにはPrivate APIが多分に含まれています。このコードが含まれたアプリをApp Storeに提出しても十中八九審査に通りません。あくまで開発環境での検証用または自分のiPhoneに入れてニヤニヤするコードにのみお使いください。
■しくみ
UIKitをclass-dumpしてたら使えそうなシグネチャを見つけたので、継承してオーバーライドしてゴニョゴニョしてたらできちゃった!って感じです。それにしてもWebKitはPrivate APIにしておくにはもったいない出来の良さですね。このAPIへのフルアクセスがあればAndroidのWebViewと同等かそれ以上に自由に使えるのですが。
仕事でどうしても以下の要件を満たすUIWebViewが必要になったので作りました。
- 開発環境にBASIC認証がかかっており、そこにUIWebViewでアクセスしたい。
- アクセス先のHTMLにリンクが埋め込まれているため、URLをhttp://username:password@example.comのように変換することができない。webView:shouldStartLoadWithRequest:navigationType:で頑張ればいける気がしなくともないのですが結局断念しました。
- 諸事情によりNSURLConnectionが使えない(当然ASIもダメ。あくまでUIWebViewでアクセスする必要がある)。
というわけで出来上がったソースコードはこちら。MITライセンスです。
https://gist.github.com/1210372
iOS 4.3.5で動作確認しています。iOS 5でも多分動作します。 iOS 3以下はわかりません><
注意: このコードにはPrivate APIが多分に含まれています。このコードが含まれたアプリをApp Storeに提出しても十中八九審査に通りません。あくまで開発環境での検証用または自分のiPhoneに入れてニヤニヤするコードにのみお使いください。
■しくみ
UIKitをclass-dumpしてたら使えそうなシグネチャを見つけたので、継承してオーバーライドしてゴニョゴニョしてたらできちゃった!って感じです。それにしてもWebKitはPrivate APIにしておくにはもったいない出来の良さですね。このAPIへのフルアクセスがあればAndroidのWebViewと同等かそれ以上に自由に使えるのですが。
2011年8月22日月曜日
UDIDが使えなくなりそうなので、UIIDを使えるようにしました
■2012/11/11追記
iOS 6より
追記終
つい先日TechCrunchがiOS5よりUDIDの使用が非推奨になると報道し、巷はiOSでのUDIDの使用についての話題で俄然盛り上がっています。セキュリティ的によろしくないから良い変更だという声もあれば、すでに認証用として使っていてシステム改修が必要という悲観の声もあります。しかし私はどちらかというとUDIDをバリバリ使っちゃってる方陣営の人なので、セキュリティの問題については知っていても、やはりUDID相当の物が無いと不便だなぁと思ってしまうのです。そこでプログラマらしくコードで解決することにしました。
UDIDにはセキュリティの懸念があるし、もう使えなくなる。だったらもっといいIDを超簡単に生成して使えるようにすればいいじゃない。ということでUnique Installation Identifier (インストール毎ID、UIID) を生成するライブラリを早速書いてみました。
ソースコードはこちら。MITライセンスです。
https://github.com/akisute/UIApplication-UIID
昔のgistはこちら
使い方は超簡単で、
■そもそもどうしてUDIDを使うのか
たいていの場合は以下のような理由です。
■UDIDは何がまずいの
主にまずい理由はセキュリティです。特にガラケーのかんたんログインの問題が参考になるのですが、iOSの場合は以下のようなセキュリティ問題が発生します。
■UIIDだとどうなる
Unique Installation Identifier, UIIDはUDIDと異なり「アプリのインストール基盤毎」に一意な値を返すような実装になっています。簡単にまとめると、あるアプリAが、デバイス1, 2, 3にインストールされた場合、UIIDは1, 2, 3の全てで異なる値になります。ここまではUDIDと同じですが、UDIDと違うのはデバイス1に別々のアプリA, B, Cがインストールされた場合、それぞれ異なる値になります。中身は単にCFUUIDというiOSに元からある良くできたID生成ルーチンなんですが、これにより以下のようなメリットが得られます。
■使用上の注意
UDIDよりは問題が少ないですが、それでもこのUIIDだけで認証を行うような作りのアプリには間違ってもしないように!以下のような問題があります。
■っていうか
全部高木先生が一年前に言っている通りになっちゃってるじゃないすか!っていうか私が作った物もこの高木先生がおっしゃってる「アプリ専用の(セキュアな)独自IDを生成してそれを保存して使う」というものの実装にすぎません。しかしまったく、せっかく警告してもらっても、人間実際に問題に直面しなければなかなか手をつけないものですね><
しかし、しかしですね、あえてここで一言、エンジニアとして申させていただきたい。
私、エンジニアが欲しいのはセキュリティ上正しい実装の方法だとか、概念だとか、ましてやどこそこのログイン方法はいけてないから直せや、などという文章でもないのです。我々が欲しいのは、「すでに実装されている、セキュリティ上正しくて、猿でも理解できて、1分で組み込めて、どのような環境でも動き、ユーザーが会員登録なんて面倒極まりないことをしなくても済むユーザー認証の手段」なんです。要するに、
私はユーザー認証をしたいだけなんです、それも可能な限り楽に。口で何と批判しようが、正しい方法を教えようが、世の中は決して変わらないと思います。みんな楽をしたいから。なのでAppleには是非UDIDを廃止するこの機会にぜひ上記のような何かをUIKitなりFoundationなりに組み込んで欲しいですね。こういうところも、良いプラットフォーマーの責務の一部じゃないかなと。
iOS 6より
[[UIDevice currentDevice] identifierForVendor]
というAPIがAppleより提供され、よりプライバシーに配慮した上により安全な方法で自分の開発したアプリケーションを利用するユーザーを個別に認証することが可能になりました。それに伴い拙作のライブラリもidentifierForVendorが利用可能であればこちらを利用するように修正いたしました。今後はこのidentifierForVendor(または広告APIなどを作る場合であれば[[UIDevice sharedManager] advertisingIdentifier]
)が個体認識の主流になっていくと思われます。identifierForVendorとadvertisingIdentifierの仕様まとめは http://stackoverflow.com/questions/11836225/ios6-udid-what-advantages-does-identifierforvendor-have-over-identifierforadve が一番詳細かなと思います。追記終
つい先日TechCrunchがiOS5よりUDIDの使用が非推奨になると報道し、巷はiOSでのUDIDの使用についての話題で俄然盛り上がっています。セキュリティ的によろしくないから良い変更だという声もあれば、すでに認証用として使っていてシステム改修が必要という悲観の声もあります。しかし私はどちらかというとUDIDをバリバリ使っちゃってる方陣営の人なので、セキュリティの問題については知っていても、やはりUDID相当の物が無いと不便だなぁと思ってしまうのです。そこでプログラマらしくコードで解決することにしました。
UDIDにはセキュリティの懸念があるし、もう使えなくなる。だったらもっといいIDを超簡単に生成して使えるようにすればいいじゃない。ということでUnique Installation Identifier (インストール毎ID、UIID) を生成するライブラリを早速書いてみました。
ソースコードはこちら。MITライセンスです。
https://github.com/akisute/UIApplication-UIID
昔のgistはこちら
使い方は超簡単で、
- アプリが一度削除されたとしても同一のUIIDを返すようにしたいのであれば、
#define UIID_PERSISTENT=1
して、Security.frameworkをプロジェクトに追加する - UIApplication+UIID.hをimport
[[UIApplication sharedApplication] uniqueInstallationIdentifier]
で取れます
■そもそもどうしてUDIDを使うのか
たいていの場合は以下のような理由です。
- ログイン機構なしに簡易にユーザーの識別をしたいときに、毎回同じ値を返し、かつユーザー事に異なる値が取得出来る何かが必要になるので、UDIDを使う
- UDID値の取得がいつでもどこでも可能、さらに超簡単で外部ライブラリのインストールなど面倒なことが一切無い
- しかもAppleのドキュメントにそう使えって書いてある。・・・補足すると使ってもいいよ、ぐらいのニュアンスで、使えという風に推奨はしてないみたいです>< またUDIDのみをキーとしてユーザー情報を保存するな、とも書いてますね。
■UDIDは何がまずいの
主にまずい理由はセキュリティです。特にガラケーのかんたんログインの問題が参考になるのですが、iOSの場合は以下のようなセキュリティ問題が発生します。
- 相手のUDIDがわかってしまえば、簡単になりすましが可能
- UDIDの値を返すメソッドの実装を差し替えて、任意の値を返すように出来る。JailBreakしているユーザーであれば誰でも簡単に実行可能、そのためのアプリもCydiaで検索すれば転がっている
- UDID自体、様々な方法で取得可能。アプリをインストールさせてそこ経由で集めてみたりはもちろん(その際値を取得することに対する警告すら出ない)、iTunesからでも値を確認できる
- 上記三つの理由のため、その気になればたやすく任意のユーザーになりすませる
- さらに恐ろしいことにUDIDは端末事に一意になるため、一度値が特定されてしまうと端末を買い換えない限りずっとなりすまされてしまう、リセットできない
■UIIDだとどうなる
Unique Installation Identifier, UIIDはUDIDと異なり「アプリのインストール基盤毎」に一意な値を返すような実装になっています。簡単にまとめると、あるアプリAが、デバイス1, 2, 3にインストールされた場合、UIIDは1, 2, 3の全てで異なる値になります。ここまではUDIDと同じですが、UDIDと違うのはデバイス1に別々のアプリA, B, Cがインストールされた場合、それぞれ異なる値になります。中身は単にCFUUIDというiOSに元からある良くできたID生成ルーチンなんですが、これにより以下のようなメリットが得られます。
- 外部からIDの値を取得するのが困難。推測も十分に長い上に独立な値なため困難、取得も(UIID_PERSISTENT=1でビルドすればKeychainを使うので)困難です。
- 万が一何かの間違いで流出したとしても、アプリごとに異なる値になるため他のアプリのセキュリティが犯されたりはしない。また同様の理由で他の悪意のあるアプリからUIIDを取得して攻撃することもできない。
- プログラム的にUIIDをリセット可能。UUID_PERSISTENT=0であればアプリを消せばユーザーが任意にリセット可能。
- Keychainを使ったメリットとして、ユーザーがデバイスを乗り換えてもiTunesのバックアップに値が保持されるため、それから復元を行った場合UIIDの値が引き継がれる。
- 通常のアプリであればUDIDを使っていたケースのほとんどはこのUIIDでそのまま代用可能、あとは過去のUDIDとUIIDのヒモ付だけサーバー側でやってしまえば完全に乗り換えられる
- それでもどうしてもデバイスごとに一意な値が欲しいならhttps://github.com/gekitz/UIDevice-with-UniqueIdentifier-for-iOS-5/blob/master/Classes/UIDevice+IdentifierAddition.mなど使えばよいのかなと。ただしこの実装はMACアドレスの値を使っているため、MACアドレスの値がわかってしまえばIDをたやすく生成可能で、UDIDの持つセキュリティ上の問題は残ります。
■使用上の注意
UDIDよりは問題が少ないですが、それでもこのUIIDだけで認証を行うような作りのアプリには間違ってもしないように!以下のような問題があります。
- そもそもこの値は完全にユーザーと一意にヒモ付いた値ではありません。UIIDはあくまでアプリのインストール単位とヒモ付いているだけです。複数のデバイスを一人のユーザーが所有していたりすると完全にアウトですし、インストールされた端末が譲与された場合も対応できません。
- プログラム的にUIIDはリセット可能なので最悪の場合でもずっとなりすまされるのは回避できるのですが、その際にヒモ付けられていたユーザー固有の情報が消えてしまいます。ログインIDとパスワードで認証をしているのであれば、ログインIDはそのままにしてパスワードだけをリセットすることで、なりすましの問題を解決しつつ、ユーザーの一意性は保ったままにできるため、万が一の際はログインIDとパスワードを使っている方が圧倒的に利便性が高まります。
- 以上の理由により、UIIDはあくまで簡易的・一時的にユーザー認証をする時に使用し(たとえばユーザーが購入したアプリ内課金の商品をアプリが消されるまでの間だけ履歴として持っておいたり、ゲームのランキング等で匿名だけれど点数ランキングに参加できるようにしたり)、正式で完全なサービスはログインIDとパスワードによって提供するべきです。そうすることで一人のユーザーが複数のデバイスでサービスを使えるようになります。さらにはAndroidとも連携できたりしますしお得です。
■っていうか
全部高木先生が一年前に言っている通りになっちゃってるじゃないすか!っていうか私が作った物もこの高木先生がおっしゃってる「アプリ専用の(セキュアな)独自IDを生成してそれを保存して使う」というものの実装にすぎません。しかしまったく、せっかく警告してもらっても、人間実際に問題に直面しなければなかなか手をつけないものですね><
しかし、しかしですね、あえてここで一言、エンジニアとして申させていただきたい。
私、エンジニアが欲しいのはセキュリティ上正しい実装の方法だとか、概念だとか、ましてやどこそこのログイン方法はいけてないから直せや、などという文章でもないのです。我々が欲しいのは、「すでに実装されている、セキュリティ上正しくて、猿でも理解できて、1分で組み込めて、どのような環境でも動き、ユーザーが会員登録なんて面倒極まりないことをしなくても済むユーザー認証の手段」なんです。要するに、
// 何か良くわからんけどこのトークンをHTTPS経由でPOSTして認証しておけば超スーパー確実かつセキュアで猿でも実装できてハッピーになる [[NSAuthentication sharedUser] authenticationToken]↑コレが今すぐ欲しいんですよ、我々エンジニアというのは。そうすれば誰だってUDIDを使って認証するみたいな面倒くさいことするわけ無いじゃないですか。頼まれたってやりませんよ。
私はユーザー認証をしたいだけなんです、それも可能な限り楽に。口で何と批判しようが、正しい方法を教えようが、世の中は決して変わらないと思います。みんな楽をしたいから。なのでAppleには是非UDIDを廃止するこの機会にぜひ上記のような何かをUIKitなりFoundationなりに組み込んで欲しいですね。こういうところも、良いプラットフォーマーの責務の一部じゃないかなと。
2011年8月12日金曜日
iOS で ImageIO を使ってアニメーションGIFファイルを生成してみる
参考にしたのはこちら。
http://pojos-devlog.blogspot.com/2005/08/saving-animated-gif-using-coregraphics.html
iOS 4以降でよければImageIOフレームワークが使えるためむちゃくちゃ簡単です。任意のUIImage / CGImageRefから好きなようにアニメーションGIFを生成できます。
iOS 3以前の場合は・・・頑張れとしか・・・
http://pojos-devlog.blogspot.com/2005/08/saving-animated-gif-using-coregraphics.html
iOS 4以降でよければImageIOフレームワークが使えるためむちゃくちゃ簡単です。任意のUIImage / CGImageRefから好きなようにアニメーションGIFを生成できます。
iOS 3以前の場合は・・・頑張れとしか・・・
メモ: CoreDataで更新処理をするときは、lockをわすれずに
単なるメモ書きです><
http://twitter.com/#!/akisutesama/status/83521489382555650
http://twitter.com/#!/akisutesama/status/83521729380626433
http://twitter.com/#!/akisutesama/status/83521489382555650
http://twitter.com/#!/akisutesama/status/83521729380626433
ある一つのCore Dataのモデルを非同期的に複数箇所から更新するときは、たとえどんなに軽微な、プロパティ一つだけの、他からは触られない様な変更ですら、きちんとlockを取らないと危険ということがわかった。API実行クラスだけでは不十分であった。非同期であればロック必須。
変更を行うコードブロックを渡して、内部で安全にロックして実行、必要に応じてロールバックや失敗通知も行える様にする仕組みを作ろうと思った。CoreDataのモデルオブジェクトの更新はただのsetterプロパティの使用だけで発生してしまうのでついつい忘れがちになるのですが、これが原因で実際にクラッシュしたアプリもあるので油断禁物。
[NSObject load] と [NSObject initialize] の違い
クラスがObjective-Cのランタイムにロードされ利用可能になったタイミングで、そのクラス全体の初期化を行いたいということはよくあると思います。Objective-CではNSObjectクラスの以下のメソッドを用いてクラス全体の初期化を行うことができます。
http://cocoawithlove.com/2008/03/cocoa-application-startup.html
またloadメソッドについては、iOS実機で自家製frameworkを使っているを使っているとき、framework内部にビルドされているクラスのloadメソッドが呼び出されないという問題があります(静的ライブラリ.aについては未検証)iOSシミュレータおよびMacではきちんとframeworkに含まれているクラスについてもloadメソッドが呼び出されるのですが・・・ともかく地雷が大きいので避けたほうが懸命です。
- + load
- + initialize
http://cocoawithlove.com/2008/03/cocoa-application-startup.html
- loadメソッドはクラスがロードされて利用可能になったら即座に呼び出される。
- このとき、自分以外の他のクラスはまだロードされていない可能性があるので、自分以外のクラスを利用するような初期化はできない。
- main関数の内部のNSAutoReleasePoolが用意されるよりも先に呼び出されるので、autoreleaseを使うような初期化を行う場合には自分でNSAutoReleasePoolを生成して管理する必要がある
- initializeメソッドはそのクラスに実際のアクセスが最初に発生したタイミングで呼び出される。
- 要するに一度も使われないクラスでは呼び出されない。
- 自分以外のクラスもロードが完了しているので、自由に他のクラスを利用できる。
- autoreleaseについても特に気にしなくて良い。
またloadメソッドについては、iOS実機で自家製frameworkを使っているを使っているとき、framework内部にビルドされているクラスのloadメソッドが呼び出されないという問題があります(静的ライブラリ.aについては未検証)iOSシミュレータおよびMacではきちんとframeworkに含まれているクラスについてもloadメソッドが呼び出されるのですが・・・ともかく地雷が大きいので避けたほうが懸命です。
[UIView willMoveToSuperview:] が便利です
UIKitやFoundationには、iOS 2.0のころから存在するのに、意外と知られていない便利なメソッドやプロパティがたくさんあります。今回はUIViewのメソッドをご紹介します。
UIViewはUIViewControllerと違ってライフサイクルが単純で、どのタイミングで自分自身が画面上に追加されたのか、どのタイミングで自分自身が画面から外されたのか、などを把握しづらいとお嘆きの方がいらっしゃると思います。事実その用途のためだけにUIViewControllerを使ってプログラミングをしている人も見かけます。そこで以下のメソッドをご紹介です。
たとえば自作のUIViewで、画面にviewが追加されたタイミングで何かしたい・・・というときなどは以下のようにできます:
UIViewはUIViewControllerと違ってライフサイクルが単純で、どのタイミングで自分自身が画面上に追加されたのか、どのタイミングで自分自身が画面から外されたのか、などを把握しづらいとお嘆きの方がいらっしゃると思います。事実その用途のためだけにUIViewControllerを使ってプログラミングをしている人も見かけます。そこで以下のメソッドをご紹介です。
- willMoveToSuperview:
- 自分自身が新しいSuperview以下に移動しようとしたとき(新しいSuperviewに対してaddSubview:されようとしたとき)に呼び出されます。
- didMoveToSuperview
- 自分自身が新しいSuperview以下に移動したとき(新しいSuperviewにaddSubview:されたとき)に呼び出されます。
- willMoveToWindow:
- 自分自身が新しいWindow以下に移動しようとしたとき(新しいWindowに対してaddSubview:されようとしたとき)に呼び出されます。
- didMoveToWindow
- 自分自身が新しいWindow以下に移動したとき(新しいWindowに対してaddSubview:されたとき)に呼び出されます。
- didAddSubview:
- 自分自身に他のviewがsubviewとして追加されたときに呼び出されます。
- willRemoveSubview:
- 自分自身のsubviewsから他のviewが取り除かれようとしているときに呼び出されます。
たとえば自作のUIViewで、画面にviewが追加されたタイミングで何かしたい・・・というときなどは以下のようにできます:
- (void)willMoveToSuperview:(UIView *)newSuperviewこれでUIViewの使い勝手もアップ!ですね。
{
NSLog(@" * superview = %@", newSuperview);
NSLog(@" * superview's window = %@", newSuperview.window);
// UIViewControllerでいうところの loadView 兼 viewDidLoad 兼 viewWillAppear 兼 viewWillDisappearみたいなタイミング
}
- (void)didMoveToSuperview
{
// UIViewControllerでいうところの viewDidAppear 兼 viewDidDisappear みたいなタイミング
// ここで、もしsuperviewがあり(画面に表示される可能性があり)、まだ自分自身のデータが初期化されていない場合には
// reloadDataして初期表示データを読み込む
// superviewがない場合には画面から外されたのですべてのビューまわりをリセットして、次の表示に備えるようにしておく
if (self.superview) {
if (!self.someData) {
[self reloadData];
}
} else {
self.someData = nil;
[self __resetOutlets];
}
}
- (void)willMoveToWindow:(UIWindow *)newWindow
{
NSLog(@" * window = %@", newWindow);
// いまいち使いづらいのでwillMoveToSuperviewとかを使うようにしてます
}
- (void)didMoveToWindow
{
// いまいち使いづらいのでdidMoveToSuperviewを使うようにしてます
}
2011年8月9日火曜日
[UITableViewController scrollToRowAtIndexPath:atScrollPosition:animated:] の挙動まとめ
UITableViewController の scrollToRowAtIndexPath:atScrollPosition:animated: メソッドは、対象のテーブルビューのセクションにヘッダ・フッタが付いている場合挙動が変化する事がわかったので、ちょっと調査してまとめてみました。具体的には以下のような動きをするようです。
初期状態
section3つ、row3つ、合計9行のtable viewを作って、それぞれにsection header / section footerを追加しました。このテーブルビューを使って実験を行います。
UITableViewScrollPositionTopを指定してスクロール
UITableViewScrollPositionTopを指定すると、sectionの一番上のrowが指定された場合のみ、そのsectionのsection headerの高さを考慮してスクロールするようになります。
UITableViewScrollPositionMiddleを指定してスクロール
UITableViewScrollPositionMiddleの場合は特にsection header / section footer関係なく、中央に選択された行が来るようにスクロールするようです。
UITableViewScrollPositionBottomを指定してスクロール
UITableViewScrollPositionBottomを指定すると、sectionの一番下のrowが指定された場合のみ、そのsectionのsection footerの高さを考慮してスクロールするようになります。
- このメソッドは自分で呼び出すか、またはテーブルビューのセルの中に UITextField のようなフォーカスを取るコントロールを配置して、それが選択されたときに呼び出される
- このメソッドで指定した indexPath の section に Header View or Header Text / Footer View or Footer Text が指定されているとき、このメソッドは選択された indexPath の row だけではなく、それらのヘッダやフッタも同時に表示される位置にスクロールしようとする
- ということであんまり長い Section Header / Section Footer を作ると scrollToRowAtIndexPath:atScrollPosition:animated: の挙動がおかしくなる
- Table View Header / Table View Footer については全然無関係なので長くしても大丈夫
初期状態
section3つ、row3つ、合計9行のtable viewを作って、それぞれにsection header / section footerを追加しました。このテーブルビューを使って実験を行います。
UITableViewScrollPositionTopを指定してスクロール
section0, row0 | section0, row1 |
| section0, row2 |
| |
section1, row0 |
UITableViewScrollPositionTopを指定すると、sectionの一番上のrowが指定された場合のみ、そのsectionのsection headerの高さを考慮してスクロールするようになります。
UITableViewScrollPositionMiddleを指定してスクロール
section0, row0 | section0, row1 | section0, row2 | |||
section1, row0 | section1, row1 | section1, row2 |
UITableViewScrollPositionMiddleの場合は特にsection header / section footer関係なく、中央に選択された行が来るようにスクロールするようです。
UITableViewScrollPositionBottomを指定してスクロール
section0, row0 | section0, row1 | section0, row2 | |||
section1, row0 | section1, row1 |
| section1, row2 |
UITableViewScrollPositionBottomを指定すると、sectionの一番下のrowが指定された場合のみ、そのsectionのsection footerの高さを考慮してスクロールするようになります。
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