2016年1月7日木曜日

Asset Catalog を使用しているときは [UIImage imageNamed:] が遅くなることがある

タイトルのとおりですが、本日発見してひどくパフォーマンスに影響が出たため注意喚起を兼ねて共有いたします。

最近のiOSプロジェクトは全て画像をxcassetsすなわちAsset Catalog経由で管理することが多いかと思いますが、このAsset Catalogを使用している際に[UIImage imageNamed:]経由で画像を取得するとiOS 8以前とは異なり大変画像の取得が遅くなることがあるようです。

詳細はこちら。
https://forums.developer.apple.com/thread/17888

実際に私の環境では目に見えて遅くなりました。Instruments経由で計測したところ最大で10倍ほど差が出ているように見えました。iOS 9.1以降は修正されているとのことですが、それでも[UIImage imageNamed:inBundle:compatibleWithTraitCollection:]を使用したほうがパフォーマンスへの悪影響が少ないとの情報があります。実際Instruments上でもTrait Collectionを検索するのに無駄なパワーを使っているように見えたのでパフォーマンスがタイトな箇所では自分で非同期ロードするなりキャッシュするなりして補ってあげたほうが良い気がします。

こちらからは以上です。