2014年2月24日月曜日

Google Analytics for iOS SDK バージョン3で自動セッションマネージメントをするライブラリを書きました

Google Analytics for iOS SDK バージョン3にちょっとした機能を追加するライブラリを書いてみましたので公開いたします。

https://github.com/akisute/GAI-AutomaticSessionManagement

iOS 5.0以上で動作します。MITライセンスです。

■これは何?

Google Analytics for iOSは皆さんご存知の通りiOSアプリのセッション解析を行ってくれるSDKです。WebのGoogle Analyticsと同様に、ユーザーさんがどれぐらい、どのように自分のアプリを使ってくれているのかを調査することができます。

そんな便利なGoogle Analyticsなのですが、iOS向けのSDKバージョン3から何故か自動セッションマネージメント機能がなくなってしまいました。すなわちアプリがHomeボタンを押されてバックグラウンドに入ったとしてもセッションが自動的に切れないためセッション数およびセッション時間の正しい計測ができません。iOS SDKバージョン2以前、およびAndroid SDKバージョン3では相変わらず自動セッションマネージメント機能が有効になったままのため、何も考えずにSDKを導入するとAndroidとiOSで大幅に数値が異なるという悲しい事態に陥ります。多分大人の事情なんだろうと思います

ということでこのライブラリを作りました。このライブラリを突っ込めばこれまでどおりアプリがバックグラウンドに入ったら自動的にセッションが切れます。他にも同じように困っている人が居るはずだと思って似たようなことをしている人を探してみたのですが、まったく見つからず困ったので自分で作ることにしました。

インストール方法や使い方などはgithubのリポジトリを見ていただければと思います。