2016年10月4日火曜日

Q. ATS を Debug ビルドでだけ無効にしたいのですが...

A. こちらの内容に従えば一発です。

要するにBuild Phaseにビルドスクリプトを追加してそこでPlistBuddyを使って値を書き換えましょうと言う作戦です。

もうちょっとマシな解説

普段、Info.plistの設定内容をConfiguration毎に書き換えたい場合は、たいていよくやるのがxcconfigファイルを以下のように用意して、
APP_BUNDLE_NAME = MyApp_Dev
でもってInfo.plistに対して
Bundle Display Name = ${APP_BUNDLE_NAME}
こんな風に書いておけばビルド時に自動的にXcodeが環境変数による置換処理を行ってくれる、というのを使うのですが、まいったことにATSの設定を司るNSAllowArbitraryLoadsはString値ではなくBool値でして、このInfo.plistに対するXcodeの環境変数置換処理はString値(と、確かNumber値)にしか使えないというオチがあります。仕方がないので最初に説明した方法が最善になるかと思います。Info.plistファイルをConfiguration毎に用意する方法もありますが、大概そっちのほうが設定のメンテナンスが面倒になるのでオススメしません。