2011年2月4日金曜日

TestFlight 経由のアプリのダウンロード速度を調べてみた




最近 iOS 界隈を賑わせている TestFlight というWebサービスがあります。詳細についてはまぁ TechCrunch さんでも読んでいただくとしまして、この TestFlight が非常に便利そうなので私のほうでも早速試してます。登録も簡単、アプリのマネジメントも良くできていますし、チームを複数用意して管理できるというのも良いです。なんで Apple がデフォルトでこれを用意してくれないのかというぐらい便利です。

が、一つだけ気になったことがあって、まぁタイトル通りなのですが、TestFlight経由だとアプリのダウンロードが遅いのではないか?ということです。ということで実際にやってみました。


■条件

対象のアプリのサイズは17.7MB。
以下の2カ所の回線で計測しました。
  • 会社の回線(確かバッファロー, IEEE 802.11g, だいたい300KB/s程度)
  • 自宅の回線(AirMac Extreme, IEEE 802.11n, だいたい1MB/s程度)

■結果

会社の回線・・・ダウンロードに12分~15分程度
自宅の回線・・・ダウンロードに1分前後、インストール完了まで2分ちょっと

それぞれ別の日に計測したので何とも言えませんし、会社の回線は自分以外の人も使うので遅いときがあるのですが、およそ

遅いとき・・・20KB/s程度
早いとき・・・300KB/s程度

とまぁずいぶん幅がある結果になってしまいました。どうやら時間帯や相手のサーバー側の混雑具合によっても速度が違ってくるようです。いずれにせよそんな猛烈に速いわけではないので注意が必要そうです。たとえば100MBぐらいあるゲームアプリをテストしたいときなどは、今まで通りの地味な配布のほうがよい・・・ということもあるかも。


■余談:TestFlightってどれぐらいのファイルサイズまでアップロードできるのか?

と思って調べてみたらありました。500MBだそうです。400MBのファイルを実際にアップした人がいるみたいです。
http://support.testflightapp.com/discussions/questions/60-max-file-size-on-build-upload

2011年2月2日水曜日

"Failed to launch simulated application: Unknown error." が発生したときの対処法



iPhone シミュレーター起動時に表題のエラーが発生したときの対処法です。


表題のエラーは文字通り原因不明の問題が発生したときに表示されるのですが、問題のうちの一つに「バンドルリソース内にMac OSが使用する予約されたリソース名が含まれていると発生する」というものがあります。

たとえば
Contents
Resources
などの名前のディレクトリやファイルをバンドルリソース内に作成してしまうと、ビルドは通るのですがシミュレーター実行時にエラーが発生するようです。これらの予約された名前は使わないようにすると良いです。

2011年2月1日火曜日

iPhone iPad 向けスタイラスで書き味勝負をしてみた


写真は上から順に、 パワーサポート スマートペン PBJ-9XシリーズPogo SketchoStylus 初期限定生産型


2回戦の記事はこちら: http://akisute.com/2011/05/iphone-ipad-2.html
おすすめスタイラスまとめ記事はこちら: http://akisute.com/2010/06/ipad.html
Bamboo Stylusのレビューはこちら: http://akisute.com/2011/05/ipad-bamboo-stylus.html
oStylusのレビューはこちら: http://akisute.com/2010/10/ipad-ostylus.html

このたび自分が納得できる完成度の iPad 向けスタイラスが3種類揃ったのを機会に、ちょっと書きくらべをしてみる事にしました。


■さっそく試してみた

以下、実際に手書きで字を書いてみたスクリーンショットを貼り付けます。全て一発勝負で書いています。それぞれ上からスマートペン、Pogo Sketch、oStylusです。

neu.Notes



Penultimate




■考察

スマートペンは本当にまるで普通のペンで紙に書いているように書けます。特に「返」のしんにょうあたりを見るとよくわかるのですが、このような綺麗な曲線が非常に楽に書けます。ただしやや太いためか細かい筆跡が難しいです。

Pogo Sketchはスマートペンより細く、やや滑りが悪いため細かい線に強いですし、曲線もしなやかです。しかしながらよく見ると所々線が途切れていたり短かったりすることがわかると思います。これはタッチの感度が悪いためで、タッチを認識せず線が途切れてしまっているためこのようになってしまっています。

oStylusは感度の良い金属製のペン先とペン先が見えるOリング構造のおかげで、細かい字に圧倒的な強さを誇ります。Pogo Sketchのように感度が足りず線が途切れることもありません。弱点として、全体的に長く重くペン先が平たいため、普通のペンと同じようには書けず、線が直線的になってしまっています。

一番書くのが楽だったのはスマートペン、書くのに時間がかかっているのはoStylusだったと思います。


■まとめ

それぞれ一長一短、特徴ある iPad / iPhone 向けのスタイラスが市場に出回るようになってきて、すごくわくわくする感じです!つい1年2年前まではろくな商品がないと嘆いていたのですが、いまや自分の書きたい物に応じてスタイラスを選ぶことさえできるようになりました。素敵!